『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

大人にする

学校は、子供たちを大人へと成長させる場です。

が、ここ数年、大人にする前に、まずは子供にする必要を感じています。なぜなら、まだ子供にもなっていない状態だから。言わば「赤ちゃん」のような状態。

言葉によるコミュニケーションより、泣いたり暴れたりして感情表現する。これ、あんまり学年に関係ないんですよね……。

まあ、でも、子供たちが悪いんじゃないのは分かっているので、じっくり焦らずやるしかないんですけど。そう、子供たちは悪くないんです。もちろん、親のせいでもありません。まあ、原因の話は置いといて、対処法は簡単です。

まずは、コミュニケーションの量を増やす。そして、何事も、失敗しても繰り返し「自分でやる」経験をさせる。そのうち徐々に育っていきますから。

チーム

今年は学年3クラス。チームって、やっぱり楽しいです。詳しいことを書けないのが残念ですが。(プライバシーの問題です)

ちなみに、私は同じ学年の先生方に『学び合い』を強いる気はゼロです。押し付けるのではなく、引き寄せる。それが一番だと思っていますり

間違えてもいいじゃないか

今日から新学期がスタートしました。今年は3年生担任です。

 

さてさて。新学期の風物詩の一つに「前の学年と間違える」というものがありますよね。今日もある子が、教務主任の先生が、2年生を呼んだ時に、間違えて「はい」と返事をしてしまいました。

周囲の人は笑いました。その子も

「あー、間違えちゃった」

と恥ずかしそう。

その時、私の口から直ぐに出た言葉は

「間違えてもいいじゃない。ちゃんと返事ができる人なんだから、君は立派だよ。気にしなくていいよ」

でした。

多分、若い頃の私だったら

「いつまで2年生の気分でいるんだよ」

とか

「もう一回、2年生をやるかい?」

なんてからかっていたことでしょう。そうすると、いくら後で「教室は間違えるところだよ」なんて言っても、効果は薄いでしょうね。

とっさの時に、人は本心が出るのだと思います。心から「間違えてもいいじゃないか」と思えるようになってきたんだな。私もちょっとは教員として成長できているのかもな。と感じたのでした。