『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

板挟まれて、いいじゃない!

Aさんは聡明で、私には思い浮かばないことをどんどん実行されます。アイディアが豊富なだけじゃなく、行動力もあります。まさに、イノベーター!そんなAさんを私は尊敬しています。

Bさんは人柄が温かい。フットワークも軽い。話し振りも知的。品性が高い。品格がある。そういう言葉がピッタリ。ですから、人脈が広いのです。そんなBさんを私は信頼しています。

 

が、残念なことにAさんとBさんは仲が悪い。

 

この話はフィクションですが、もしこんなことが現実に起きたなら、私は、喜んで二人の間には板挟みになろうと思っています。AさんとBさんが協働することはなくても、私が二人の力を借りれば、間接的にAさんとBさんが繋がることになるのですから。

 

これは、私が子供達に望んでいることでもあります。とっても難しいことだけれど、これができる子が、数人でいいから学級に居て欲しい。

だから私は、自分がその役を務めようと思っています。本当に難しいんですけどね。

 

先生になりたくなっちゃいました

昨日と一昨日、勤務校に「職場体験」として中学生が来ていました。私の教室にも、二人の中学生が。私は子供達に

「お二人は、仕事の体験として小学校に来ています。仕事です。遊びではありません。皆さんと年は近いけれど、お兄さんお姉さんとしてではなく、先生のとして接しなさい」

と話しました。二人の「先生」も、できる限り教員らしく振る舞ってくれました。

 

そして、昨日。帰る間際に、私のところに挨拶に来てくれた時、こう言ってくれました。

「先生になりたくなっちゃいました」

でしょ?教員って良い仕事でしょ?と、嬉しくなりました。そりゃそうです。私のクラスや私の姿を見れば、成りたくなるでしょと、この言葉を思い出して、ニヤニヤしています。

 

教員は「ブラック職場だ」と報道されています。学校の環境が、この報道で少しでも良くなって欲しい、とは願います。でもね、教員は、めちゃくちゃ良い仕事でもありますよ。子供達の成長を間近で見て、感じて、感動して、給料が貰えるんですから。サイコーの仕事です。と、私は声を大にして言いたいのです。

赤裸々

まだ主催者さんからアナウンスされていないのですが、11月には西の方へお伺いする予定です。また、先日お知らせしたとおり、12月には北海道へお伺いします。

そこで何をお話しするかあれこれ考えているのですが、多分、どちらも私の「苦しさ」について話すことになると思います。

11月は、私が『学び合い』を始めたきっかけと『学び合い』の素晴らしさと共に、私が感じている「苦しさ」を正直にお話したいです。

12月は、2011年以降の学校に関わる話です。これは、正直に話せば話すほど、暗くならざるを得ないのです。

東京での『学び合い』フォーラムのパネラーとしてお話した後、ちょっとだけ後悔したのが

「福島の話を、感動的に受け取られてしまった」

ことでした。感動してくださった方々が悪いわけがありません。そういう受け取り方をされてしまう話をした自分が悔しかったのです。今回の依頼を頂いた時、この悔しさが頭をよぎりました。12月は、東京フォーラムではオブラートに包んでしまった話を明らかにする機会を頂けたのだと感じています。

それは、いわば私の光と影について。功罪と言っても良いと思います。

震災後、私は大きな苦しみの中にいました。

今でこそ「そうするしかなかったのだ」と冷静に考えることもできますが、当時は、どうすれば良いか分からないくらいに悩み、苦しんでいました。そこから逃れるために、猛烈に働きました。年休取得が年に3日でしたからね。

 

 

イイカッコシーな私ですが、この冬は今まで以上に赤裸々な話をするつもりです。