『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

最後の小六教育技術

小六教育技術誌に拙稿を掲載していただきました。本当にありがたいことです。

 

小六教育技術 2019年 03 月号 [雑誌]

小六教育技術 2019年 03 月号 [雑誌]

 

 

来年度からは、リニューアルし低中高の3誌に統合されるということで、最後の小六教育技術となるそうです。

 

今まで、何度も依頼をいただき、その度に自分の実践を振り返ることができました。編集長の白石様、読んでくださった皆様、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

行ってらっしゃい、お帰りなさい

SNSを通じて知り合った方が何人もいる。大人になってからも、こうして多くの方と出会い、交流を持つことができてきることは、本当に嬉しいことだ。また、実際の職場では同世代や年下の同僚は少ないが、SNSを通じて同世代や若い先生方と親交を持てた。それによって、私も多くの学びを得た。有難いことである。

 

その中には、様々な事情で教員を辞めてしまったり、休んだりした方もいる。それぞれの人生があり、それぞれの生き方があるのだから、私がとやかく言うことではない。が、私より若い方のそういった様子を知ると、複雑な感情がわいてくる。

つい最近も、一人の先生が新たな道へと進んでいった。その決断を尊重するし、多少進む道が違ったとしても同志であることは変わりないと思っているが、ちょっとだけ寂しい。

「行ってらっしゃい」

と心を込めて、見送りたい。

 

その一方で、少し前からSNS上の発信が途絶えていた若者が、最近、少しずつ活動再開していることに気付いた。調子を崩したと聞いているが、ある程度回復したのだろうか。だとしたら、嬉しいことだ。

こちらは

「お帰りなさい」 

なんて言うと気味が悪く感じさせてしまうから直接のコメントは控えている。

 

 

やっぱり可能ですね

6年生の理科は「電気と私たちのくらし」の単元。単元『学び合い』です。

今日の姿を見ながら、ちょっと嫌な言い方ですが「やっと満足のいくレベルの単元『学び合い』になったなあ」と感じました。「完璧」というわけではありません。でも、心配せずに見ていられる雰囲気です。

私が最も重視するのは「周囲の様子をちゃんとうかがっている子」の動きです。誰かが困ったときに自然に関わってくれる子がいると、他の子の安心感が大きく高まります。これって私が強制できることではありません。子供たちに伝えて、信じて、待って、時には落ち込んで、でも焦らずに待っている中で、ちょっとずつ分かってもらえるのだと思います。

担任じゃなくてもやっぱり可能ですね。でも、時間がかかるなあという気持ちと、もっともっと信じて任せればよかったなあという気持ちが半分ずつです。
ここで満足せずに、もう一歩を求めるのを忘れないようにしなくちゃね。