『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント 繋がる国語科 アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

福島県の小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。

当ブログの内容は、全てなおたかの個人的見解です。


『学び合い』のあれこれ

「記憶」は美化される

訳あって、2年前に担任していた学級の動画を見直していました。前任校で2年間担任した学級です。多くの方が来校し、参観してくださった学級でした。その当時は、それなりに手応えを感じていたのですが、でも、見直すと「あれ?」と思います。私の記憶の中で…

理論どおり

私は、自分の力不足をよく分かっています。だから、『学び合い』の理論どおりに授業を進めます。 4月当初。私が子供たちに語ることは 学校に来る目的は何か どうすればもっと勉強が分かるのか 分かるとはどういうことか 全員が分かるように の4点です。『…

一人ではない

私と会ったことのある方は、私が「凡人」であると納得してくれるでしょう。 それでも、私に何かしらのモノを感じてくれる方が少なからずいらっしゃいますが、その理由は簡単です。 私は、一人では授業をしていません。子供たちと共にやっています。だから、…

関われるようになるまで

6月です。この時期は、学級の中で「関われるようになった子」と「まだなかなか関われない子」の違いがよく見えます。4月は関われる子が少数派。5月になって「関われるって得だな」と気づく子が増えてきて、そういう子が6月には「関わって当たり前」になっ…

酔ってないよ。

『学び合い』を始めたばかりのころは、課題にこだわりました。どんな課題なら子供たちが学び合えるか、さんざん悩みました。 けれど、続けていく中で、課題はそれほど重要じゃないことが分かってきました。極端な言い方ですが、どんな課題でも学び合えるので…

同じようなこと

新しい学級を持つと、毎年、同じようなことを語っているような気がします。学校が違っても、学年が違っても、子供たちに必要なことは何かを吟味していると、結局は同じようなことを伝えるしかないのです。 今年のクラスでも「乱暴な人や強い人の意見が通るク…

恩返し

何年前かは忘れましたが、ある時に覚悟を決めました。それは、「私は何も混ぜない『学び合い』を実践しよう!」という覚悟です。西川研出身でもない私がそんなことを言うのは勘違いも甚だしいと思いつつ、でも、できると考えていました。 そんなことを考えた…

恩返し

私が『学び合い』に出会ってからの数年間、私とっての『学び合い』は、20代の頃に追い求めても実現できなかった授業を実現させてくれた「最強の学級&授業経営理論」という存在でした。 東日本大震災直後は、私と子供たちが「生き残るための理論」になりまし…

価値に気づくには時間がかかる

ゴールデンウィークの谷間。子供たちはちょっと落ち着かない雰囲気。その様子を見ながら、(そりゃそうだよね)と思う気持ちと、(もったいないよなあ)と思う気持ちとが、私の中でグルグルと回っていました。 うきうきしたりそわそわしたりなんてのは、家に…

『学び合い』の弱点

私が考える『学び合い』の大きな弱点の一つに「学級の状況がはっきりと分かって辛い」というものがあります。 『学び合い』だと、一斉授業ではなかなか見えてこないものが分かってしまいます。例えば、男女の仲が良いか悪いか、誰が学級の中で友達が少ないの…

声の質

今日の学級は、先週までとちょっと違う感じ。何と言っても、声の質がガラッと変わりました。まだまだ「極上のしっとり」とはいかないけれど、2週間でこれなら、立派じゃない!!と思えるレベルです。先週は教室にキンキンとした声が響いていました。私が「猿…

攻撃的な子供

時々、「他者に対して攻撃的な子供」に出会うことがあります。友達に対しては、乱暴な言葉を使い、時には暴力もふるうけれど、教員の前では「可愛い顔」を見せる。そういう子です。 そういう子を見ると、 「こうやって人を攻撃することで、居場所を作るしか…

祈る

私は卒業式では泣かないのですが、授業では泣いてしまいます。今年のクラスも、私を泣かせます。今日は今年度の初泣き。 授業初日に、私がどんなに声を掛けてもノートに何も書かなかった子が、友だちと笑顔で問題を解いている姿。つい数日前には課題が終わっ…

全員達成

今日の算数は、新年度始まって初の「全員達成」でした。課題は、「教科書の○○の考え方を文にして説明することができる。かならず『かける数」と『かけられる数』の言葉をつかう。書けたら友だちに見せ、3人以上にサインをもらう」というもの。 厳密に言えば…

子供たちが悪いわけではありません

新学期が始まり、ぼちぼち授業がスタートしている時期かと思います。 私の学級では、もちろん初日から『学び合い』。今日は授業開始からすでに4日が経っています。ですから、学級内の色々なことが見えてきます。 『学び合い』を始めたばかりですから、最大…

変わる

『学び合い』では、集団の状況によって与えるべき課題が変わるし、担任の役割も変わると考えています。 今までの私は、この変容を「勘」で行ってきました。良く言えば、職人的。でも実はテキトーなだけ。それでは誰にも伝えられません。 どうやったら伝えら…

自然な学び

以前、学芸大の岩瀬さんや渡辺さんに見て頂いた「全員がバラバラの教科を学ぶ『学び合い』授業」。これに初めて挑戦したのは、『学び合い』2年目の時でした。実は、最初は失敗したんです。原因は、私の中で「バラバラにやること」が目的化しちゃったから。で…

「みんなができる」と「みんな一緒」

特に理由は無いのですが、何となーく気になったので、書いておきます。 『学び合い』の「みんなができる」は「みんな一緒」と同じことだ、そう勘違いする方がいるかもしれません。いたら嫌だな。真逆なんです。 「みんなができる」ためには、「みんな一緒」…

あと2週間

さて、卒業まであと2週間を切りました。今年度担任している学級には、次の3つを経験させてあげたいと考えてきました。それは 自己決定の経験 やり直す経験 かっこつける経験 です。 自己決定させることは、今の小学校のシステムでは非常に難しい面がありま…

4月の『学び合い』

4月。新たに『学び合い』に挑戦する子供たちにとって、もっとも大きな課題は「友達と関わること」です。はっきり言いますが、世の中のほとんどの学級は、仲が悪い。某アンケート調査で「親和的な学級」と判定されようが、「満足群」にいようが、それが、学…

忘れないように

4月からは、新しい学級で授業がスタートします。何年生担任かはまだまだ分かりませんが、でも、学級が変わるのは間違いありません。だって、今は6年担任だから。 4月はいつも戸惑うのです。 というのは、『学び合い』学級では、最初の1週間に担任がやるべき…

やっぱりね。

今日の国語は昨日よりもかなり「熱い」感じ。やっぱり、求めると集団は変わるのですよね。 3月に入りましたが、私は「何とかもう一段レベルアップして卒業して欲しい」という思い。1年間しか一緒に過ごせないのだから、最後の1か月だって「消化試合」にはで…

それでも出来ない時

世の中には優れた教育実践や教育技術がたくさんあります。多くの先人が素晴らしい遺産を残してくださいました。私は、それらを「使うべきではない」とは申しません。私もたくさん真似たり参考にしたりしています。 でも、忘れてはいけないと心に留めているこ…

失敗を乗り越える

先日紹介した、『学び合い』の失敗本。この本の宣伝が秀逸だなあと思います。 西川純先生『学び合い』を成功させる決定版がついに刊行! 他の方の原稿も拝読しましたが、とっても良かったです。 『学び合い』は簡単だ、とは思いません。難しいです。私も数多…

子供集団全体を見るために

ある方のFacebookの書き込みに感銘を受け、ちょっとテクニカル!?なことを書いてみます。 私が集団全体を見るために心がけていることを書いてみます。とりあえず思い浮かんだことだけですが。 子供と遊ばない。休み時間は子供たちが遊んでいる姿を見る。 教…

失敗の本

こちらの本にも寄稿しております。 私は『学び合い』にこれで失敗し、これで乗り越えました。 作者: 西川純 出版社/メーカー: 東洋館出版社 発売日: 2017/03/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この原稿は1日で一気に書きました。書きやすいと…

テストの結果から

私は、テストの点数分布を10点刻みでグラフ化し、児童に示しています。 例えば、こんな感じです。 このグラフを見ると、「ふたこぶ」になっていますよね。以前担任した学級では、こういった分布になることがよくありました。この時によく語っていたのは 「…

つながれるようになったら

つながれるようになった学級では、「3人に説明する」という課題ではあっと言う間に終わる子がでてきます。そして、実際に数分で「説明終わり!」という状態になるでしょう。苦手な子も「とりあえず説明するだけ」なら可能になります。そうなると、集団はと…

課題作り

4月当初、『学び合い』の課題では「3人以上に」「説明できる」というものが定番です。 それは、4月当初には「関わること」と「教えること」の2つが、子供たちにとって「課題」だからです。 言い換えれば、4月の子供たちは、関われないし、教えられないので…

柔和な攻撃性

今日はあるところで私の授業について紹介しました。「カリキュラム・マネジメント」の発表だったので、『学び合い』の色は抑えました。いわゆる「従来型の授業」の方がほとんどの場での発表です。でも、福島の子供たちは負けてないぜ!という想いを込めて話…