『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント 繋がる国語科 アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

福島県の小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。

当ブログの内容は、全てなおたかの個人的見解です。


学び続ける『学び合い』

努力に報いる

「周囲を見ながら、自分の学習も進める」 『学び合い』を継続する上では、なかなか大変な役割を果たしてくれる子の存在が必要です。私は、そういう子の頑張りにどうやったら報いることができるかずっと考えていました。 まだ完全とは言えませんが、とりあえ…

努力に報いたい

『学び合い』を始めたばかりの4月。多くの学級において「関われるようになること」が目標となっていたでしょう。ブログやFacebookを見ると、同様に考えている方が少なくないようです。ある程度敷居なく関われるようになるには、経験上、1か月から3か月程度…

2学期の『学び合い』

夏休みも後半に入りました。 1学期の終わり頃、ちょっと『学び合い』が停滞してきた方も少なくないと思います。「一人も見捨てない」をちゃんと求めているつもりだし、課題もちゃんと準備しているつもりだし、子供達だって「『学び合い』は楽しい」と言って…

色々あった方がいい

私は、あちこちで「超シンプルな『学び合い』」をお薦めしています。ちょっと固い言い方をして「削ぎ落とす」なんて言ったりもします。でも、それは「シンプルな『学び合い』こそ至高の授業だ!」なんて言いたいわけではありません。シンプルな『学び合い』…

ドンとレベルアップ!

7月です。 4月から『学び合い』をスタートした学級の何割かは、運命の分かれ道に立っている時期でしょうか。(実際は、もう少し前にそうなっていたでしょうけれど。) つまりは、学級が『学び合い』に慣れてきて、担任が「次」に踏み出せるか否か、という…

ちょっとずるい書き方

こういうことを書くと、混乱する方もいるかもしれませんが、まあ、それが私ということで。 昨日、「課題は何でも学び合える」なんてことを書いておきながら、実は私、出来る限りの「授業準備」をしています。世の小学校教員の平均を遥かに超える労力を、授業…

酔ってないよ。

『学び合い』を始めたばかりのころは、課題にこだわりました。どんな課題なら子供たちが学び合えるか、さんざん悩みました。 けれど、続けていく中で、課題はそれほど重要じゃないことが分かってきました。極端な言い方ですが、どんな課題でも学び合えるので…

ずっと守っている

西川先生は度々、「守破離」の話をなさいます。 他の方から「高橋は、守破離の離の段階に進んでいる」というようなことも言われます。私の授業は、「一人で学びたくて学んでいる子」もいますから、そう言われれば、そうかもしれません。 でも、私自身は、ず…

繋がり

つい先日、5年前に担任した教え子と、現在の教え子が「ひょんなこと」で繋がっていることが分かりました。ビックリしました。 そして、あの時に「良い仕事」ができていて良かったし、あの時に一生懸命に仕事をしていて良かったと、考えてしまいました。 世…

任せるために必要なこと

私が『学び合い』で大切にしていることは、「がっちり握り、すっぱり放す」ことです。 がっちり握るとは、学級全体に揺るぎない価値観を示すこと。すっぱり放すとは、任せたからには余計な口出しはしないことです。 ただ、必要であれば口出しをします。必要…

価値に気づくには時間がかかる

ゴールデンウィークの谷間。子供たちはちょっと落ち着かない雰囲気。その様子を見ながら、(そりゃそうだよね)と思う気持ちと、(もったいないよなあ)と思う気持ちとが、私の中でグルグルと回っていました。 うきうきしたりそわそわしたりなんてのは、家に…

『学び合い』の弱点

私が考える『学び合い』の大きな弱点の一つに「学級の状況がはっきりと分かって辛い」というものがあります。 『学び合い』だと、一斉授業ではなかなか見えてこないものが分かってしまいます。例えば、男女の仲が良いか悪いか、誰が学級の中で友達が少ないの…

「教えない」もテクニック

時々、「『学び合い』では教員は教えてはいけない」という言葉を聞くと、「まあ、方便としては、そう言うしかないよね」と思う一方、不正確だとも感じます。子供たちに対して「先生は教えません」と言うのも、説明不足かもしれません。 私は、子供たちには「…

子供たちが悪いわけではありません

新学期が始まり、ぼちぼち授業がスタートしている時期かと思います。 私の学級では、もちろん初日から『学び合い』。今日は授業開始からすでに4日が経っています。ですから、学級内の色々なことが見えてきます。 『学び合い』を始めたばかりですから、最大…

大人にする

学校は、子供たちを大人へと成長させる場です。 が、ここ数年、大人にする前に、まずは子供にする必要を感じています。なぜなら、まだ子供にもなっていない状態だから。言わば「赤ちゃん」のような状態。 言葉によるコミュニケーションより、泣いたり暴れた…

自然な学び

以前、学芸大の岩瀬さんや渡辺さんに見て頂いた「全員がバラバラの教科を学ぶ『学び合い』授業」。これに初めて挑戦したのは、『学び合い』2年目の時でした。実は、最初は失敗したんです。原因は、私の中で「バラバラにやること」が目的化しちゃったから。で…

「みんなができる」と「みんな一緒」

特に理由は無いのですが、何となーく気になったので、書いておきます。 『学び合い』の「みんなができる」は「みんな一緒」と同じことだ、そう勘違いする方がいるかもしれません。いたら嫌だな。真逆なんです。 「みんなができる」ためには、「みんな一緒」…

つながれるようになったら

つながれるようになった学級では、「3人に説明する」という課題ではあっと言う間に終わる子がでてきます。そして、実際に数分で「説明終わり!」という状態になるでしょう。苦手な子も「とりあえず説明するだけ」なら可能になります。そうなると、集団はと…

柔和な攻撃性

今日はあるところで私の授業について紹介しました。「カリキュラム・マネジメント」の発表だったので、『学び合い』の色は抑えました。いわゆる「従来型の授業」の方がほとんどの場での発表です。でも、福島の子供たちは負けてないぜ!という想いを込めて話…

子供たちのもの

3学期。気が付けば、やっぱり言っているこのセリフ。 「もう授業、終わってね。時間過ぎてるからね。次の◯◯に間に合わないよ。」 担任に注意され、仕方ないなあという雰囲気で勉強を止める子供たち。 こうなるのは、私の中に「授業は子供たちのもの」という…

足枷

トップランナーが走る『学び合い』が私のスタイルです。これを実現させるために、私はずっと試行錯誤しています。 どうやったら、トップランナーが走れるのか。 と考えるから難しかったんです。そうではなく、 何が、トップランナーの足枷になっているのか。…

色々あるけれど

昨日の参観者である赤いダイヤさんからフィードバックをいただきました。 ありがとうございます。 2015-11-03 - 赤いダイヤの独り言 - 『学び合い』 私は『学び合い』に対して、一つの懸念があります。それを確かめるためにいくつか逆質問をさせていただきま…

単元を任せるために 1

先日書いた「単元の『学び合い』」について、ちょっと紹介したいと思います。 わたしが2学期の最初に配付した単元計画表はこんな感じです。単元の始まりは、これを配付し、3分くらい解説をしたら「はい、どうぞ」です。 これは国語と社会。算数と理科でも同…

さわやかに!

怖い話を大勢の方にシェアして頂きました。それはそれで感謝感謝なのですが・・・。 でも、もっと軽やかな書き手になりたいので、さわやかな話を! 先日書いた通り、わたしは教師の在り方として3つ挙げました。今度は簡単に書きます。 自分の限界を認める。…

市長を育てる

最近、複数の方と 「『学び合い』において勉強に取り組まない子がいる場合に、どうするのか」 という話題で意見交流しました。 『学び合い』だとほとんどの子が学習に取り組みます。一斉の授業よりもやれない子は減るでしょう。でも一方で、やらない子が非常…

学習スタート

今日から、本格的な授業がスタートしました。 「みんなができる」そして「みんなでやる」授業のために必要なこと。 わたしは「学び続ける」と「もっと!」ということを大切にしています。 今、できないからこそ、学び続けるのです。 みんなでやるから、もっ…

どんどん走れ!

『学び合い』を持続するためには、トップランナーが気持ちよく走れることが不可欠だと考えています。 明日からの授業で、トップランナーがしっかりとスタートダッシュできるように、今日はその準備に時間を費やしました。 トップランナーが走れる条件として…

巻き込むために  3

時間が空いてしまったので、簡単に。 なぜ、わたしが「一人も見捨てない」を大切にしているのか。 それは、それによって集団のトップランナーの幸せが保障されるからです。 「自分の幸せ」を最優先に考える集団は、お互いが幸せを奪い合う敵になってしまいま…

巻き込むために 1

若い先生から、質問されたことがあります。「なぜ、高橋先生のクラスは、先生は黙って見ているだけなのに、子供達は分数の話しかしないんですか?私の授業だと、子供達は関係ない話ばっかりするんです。」 それに対して、わたしは上手く答えることができませ…

巻き込むために  2

みなさんは、巻き込まれるならどれがいいですか? とっても現実的だけれど、夢も希望も感じない、暗いビジョン 順当に行けば、実現可能だよね、というほどほどのビジョン 実現しそうにないけれど、でも、夢と希望に溢れたビジョン 1のようなビジョンを持っ…

結局は

子供達を握るとは、「勉強する気にさせる」ということだと考えています。 「そうか、この先生の下で勉強しよう」と思わせる。これがスタートです。 でもね、クラスの全員を勉強する気にさせるのは、教師一人では無理なんですよねえ。 そこで、「一部の子が勉…

もっとも握るべきは

長くなりすぎないように、結論から書いておきますね。 わたしが子供達に示しているのは、 何を学ぶか=学習内容 どこまで学ぶか=評価基準 なぜ学ぶか=学ぶ意義 です。 この中で、もっとも大切にしているのは、3番目。 学習内容は、学習指導要領に示されて…

握れないか、握りっぱなしか

今後、アクティブ・ラーニングが行われていく上で、二つの失敗があるだろうな、と予想しています。それは、「握れない」授業か、「握りっぱなし」の授業です。 以前、西川先生が講演で「ギュがないから、パッと放せない」という話をされていました。(あれは…

潮目

今後、「外」に出るに当たり、『学び合い』という言葉を使わない場合には、アクティブ・ラーニングという言葉を使うつもりでいます。 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20141121/1416562650 わたしは、わたしが関わる全ての子供達に幸せになって欲…

学び続ける『学び合い』

わたしは「助け合い型『学び合い』」と「学び続ける『学び合い』」について、繰り返し考えています。 (以前は「持続向上型」と言っていましたが、表現が堅いので「学び続ける『学び合い』」という言い方にしました。) 集団作りの初期は、「助け合い型」の…

助け合い型から持続向上型に切り替えよう!

さて、助け合うことが目標の『学び合い』と、それぞれが成長していくことが目標の『学び合い』の違いについて、わたしなりに考えてきました。コメント欄やFBを通して感想やご意見を寄せて下さった皆様、ありがとうございます。こうやって反応していただける…

持続向上型『学び合い』のススメ その3

お待たせしました。「その3」です!今回は「授業観」です。 3 持続向上型『学び合い』に必要な「授業観」 『学び合い』の授業観は,「教師の仕事は、目標の設定、評価、環境の整備で、教授(子どもから見れば学習)は子どもに任せるべきだ」というものです…

持続向上型『学び合い』のススメ その2

「学び続ける子どもの会」は『学び合い』とは全く別物なのに,『学び合い』のことばっかり書いて,ごめんね,古田さん。 さてさて,今日は,その2. 2 持続向上型『学び合い』に必要な「学校観」 です。 ・学校は勉強するところだ! 『学び合い』の学校観…

持続向上型『学び合い』のススメ その1

やっと本論を書けます。 今回は、その1。1 持続向上型『学び合い』に必要な「子ども観」 です。『学び合い』の子ども観は「子ども集団は有能である」というもの。それは、そうなんです。 でも、そこから一歩踏み出して、この「観」を深めてみましょう。 と…