『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

わたしがここでブログを始めた理由

わたしやtontan2さんやfutu-tさんの日記が「痛い」とか「べき論」とか「管理職のお説教みたいで煙たい」という方もいらっしゃいます。
なるほど。そうだと思います。声に出して下さった方には、心から御礼申し上げます。
「嫌な思いをする人もいるだろうな」と考えて、一生懸命オブラートに包んできましたが、それでも、痛いし苦いのでしょう。申し訳ありません。
痛いと言われれば,その通りです,としか言えません。だって、書いてる本人だって痛いですから。痛い思いしなくちゃ、書けませんよ、こんなの。自分自身の「傷」をほじくり返してるんだから。

嫌な人がいると分かっていて、しかも、自分も痛い思いをしながら書いているのには理由があります。
書かない方が害があると思っているからです。
『学び合い』は、そう簡単に受け入れてもらえるはずがありません。だって、ぶっ飛んでますから。今までの教育論とは別次元のものだと思います。こんなことを発見した西川先生を、心の底から尊敬しています。普通の人には絶対に見付けられないでしょうし、理解さえできないのが普通でしょう。
ですから、『学び合い』をやる上で、周囲との関係性をどうするか、選択肢は限られてくるのではないでしょうか。わたしが思いつくのは大雑把に3つです。
1.うまいこと隠しながらやる。
2.周囲に『学び合い』を受け入れさせる。
3.『学び合い』をやめる。
どれだって良いと思います。わたしは2を選んでますが、それが可能な人なんて限られてることは百も承知です。わたしが昨年巻き込んで『学び合い』デビューしたS先生は、転勤し、現在は1です。それを否定したことはありません。当然です。講師の先生が周囲を納得させるなんて至難の業です。全国的にもきっと1の人が多いんだろうなと思います。3の人だっていらっしゃるでしょう。わたしだって、いつそうなるか分かりません。
わたしは、安易に2を選ぶべきではないと思う一方、本当に『学び合い』をメジャーにしていくなら、2を選べる人を増やさなければいけないとも思います。「あなた」が2を選ばないことを、責めはしません。でも、「全体」として2を選ぶ人が少ないことは、これからの『学び合い』の不安材料だな、2の人を増やさなくちゃまずいんじゃないかと思っています。(もちろん、全員が2になるわけがないし、なったら問題です。超武闘派集団になっちゃう。危険です。)

なんてことを、限られた『学び合い』グループで言うと、絶対に「わたしに言っている」「2じゃないわたしは、駄目なんだ」と勘違いする人が出るはずです。
なので、わたしはグループを出ました。
わたしは、特定の誰かに言いたいわけでも、グループ内の方達に言いたいわけでもないのです。日本中の『学び合い』に賛同する人達の中から、わたしの思っていることを理解してくれる人、わたしの気づかないことを指摘してくれる人、わたしの思いもつかないアプローチから日本を変えていく人に出会いたいのです。

より自由に、より多様に。
そう考えて、このブログを始めたのです。故に、これからは、今までよりもちょっと「過激」になっていくかもしれません。
でも、繰り返しますが、それは「あなた」に言っているのではありません。「あなた」に言いたいのなら、メールで言いますから。