『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

子ども達の学習に「介入」する

子ども達が学んでいる時,そこに入っていくのって,とても難しいと感じます。
教師が何かすると,大抵の場合は「邪魔」になってしまうものです。
子ども達には「先生の言うことが,必ず役に立つとは限らないよね」と話をしました。「いや,むしろ,10回のうち1回役に立てば良い方かも!?」なんて。


『学び合い』の課題が難しい,というのも同じだと思います。課題によって子ども達をコントロールしようとするから難しい。
課題は,「いいか!あそこに行くんだぞ!進め!」というゴールを示せば十分だと思うのです。でも,どうしても「この道は行くなよ」「こっちの道が近いぞ」と余計なことを言ってしまいがちです。


進んでいった子ども達が道を見失った時には,「ここだよ。わかってる?」と確認することも必要でしょう。
子ども達がゴールにたどり着いていないのに「着いた」と勘違いしている時には,「違うって。こっち」と言うことも必要でしょう。
それは絶対に必要です。

それに,「このゴールは,絶対に価値のあるものだ」という確認と語りも必須です。


でも,「ここを通れ!」「ここを通るな!」という介入は,本当に難しい。
その助言が「みんな」に有効とは限らない。むしろ,みんなに「有効なことはあり得ない!」と分かっていなければいけない。


最近,「子ども達の学習に介入することの危うさ」を,忘れがちでした。
あぶないあぶない。