『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

必死でした。

久しぶりにブログを書きます。
この1週間,必死だったので,時間がありませんでした。

1月に,わたしの勤務校を含め,町内の学校で研究発表会がありました。その中でいくつか果たすべき役割があったので,少々忙しくしていました。でも,終わってからの方が,必死に仕事をしていました。研究発表に多くの時間とエネルギーを使わざるを得なかったため,おろそかになってしまった学級を盛り上げることに,一生懸命になっていました。


ウチのクラスは,今,「地盤」が脆弱です。津波放射線によって,子ども達の生活基盤=地域や家庭がボロボロにされたからです。震災以降,非常に苦しい状況に立たされている子が大勢います。カウンセラーさん達に「注意が必要」と言われた子が,学級の3割を超えます。
自宅が,家族が,知人が流されたり,それを見ていたりした子ども達。
原発事故の計画区域や勧奨地点から避難してきている子達。
もうすぐ1年たつのだから,ちょっとずつ楽になるかと思っていたら,決してそんなことはありませんでした。
楽になった子もいます。でも,まだまだ,苦しんでいる子は大勢います。


じゃあ,そういう子達を,どうやったら救えるのか。
それは「勉強」なんです。
子ども達は,一生懸命に勉強することで,その苦しさから解放されるのが分かります。本気で勉強している時は,体の力が抜け,笑顔になれるのです。
それは,教師の「ちょっとした」教材研究や「ちょっとした」専門性なんかで実現できるとは,わたしは思えません。
「そんなのは,勉強不足の教師の言い訳」なんて言う人も居るかもしれませんけれど,そんな戯言を言える人がちょっぴり羨ましいですね。平和なんだろうな。いやいや,人のことは分からないけれど。誰しも,何かを背負ってはいるものだけれど。

目標に向けて,本気で本気で学んでいる時,子ども達の「雰囲気」が大きく変わってきます。それを生みだす為には,わたしにも覚悟と大きなエネルギーがいるのです。
逆に,わたしが学級以外のことに目を向けざるを得なかった時期は,学級の雰囲気が悪い方へ動いてしまっていました。
それを元に戻すため,本当に必死でした。
あと2か月。頑張らなくちゃいけませんね。