『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

持ち味

わたしは,よく「熱い」と言われます。「熱血先生」とも言われます。
上司にも,同僚にも,保護者にも,児童にも,ネット上で知り合った方にも言われます。


でも,自分では全くそうは思っていません。


仕事よりも,自分自身や家族が大切です。
何度か,単身赴任を伴うような転勤を打診されたことがありますが,断ってきました。
そんな自分を「熱い」とは思えず,なぜそう言われるのかが分かっていません^^;


でも,周囲から見たらそうなのでしょう。否定するのも疲れたので「まあ,いいか」という心境です。
それが自分の「持っているもの」なのでしょう。


同じように,他の先生も自分がどんな色を持っているのかを,自分で理解できていない場合も多いんだな,ということに最近気付きました。


そこで,先日,同僚の先生に「2学期にやる研究授業」について相談を受けた時にこう答えました。
「○先生の素敵なところって,すっごく明るくて,前向きなところだと思うんですよ。だから,そういう授業をして下さい。しっかりと授業のねらいだけは抑えて下さいね。この単元だと,○○と●●がキーワードになると思うんです。で,そこに向かって,明るく前向きに進んでいく授業が良いと思うんですよ」


相談に来た先生はびっくりしてました。そりゃそうです。研修主任のわたしに期待していたのは,技術的な事や理論的な事でしょうから。今まではわたしも,期待に添う答えを用意してきましたから。でも,それじゃあ駄目だってことが分かってきました。


自分の持ち味と違うことをしても,上手くはいかないんです。
逆に,周囲の先生に持ち味とは違うことを求めても,上手くはいかないんです。


わたしは「考えること」が好きです。課題を見つけ,解決策を練ることも好きです。教材研究・授業研究も好きです。
でも,その分,出来ないこと・苦手なことがあります。それに自覚的にならなくちゃな,と思うようになってきました。
同時に,自分以外の方に,その出来ないことや苦手なことを補ってもらう必要があるということに気付きました。


あ,上記の先生とは,その後に「明るさとか,前向きさを,授業の中でどのように具体化するか」という話をしましたけどね。想像つきますよね?


強味を磨き,弱味は「頼る」。
それが自分も,周囲も生かすことになる。


これが,これからしばらくの,わたしの戦略です。