『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

わたしの学級は、先週から登る「山」を変えることとしました。

わたしは、学級の状態を「山登り」によく例えます。
2割のトップランナーは、頂上に向けて駆け上っていきます。
6割はそれなりのペースで登っていきます。
2割は、その後ろを歩きます。わざとそうしている子もいます。走りたくても走れないでいる子もいます。場合によっては、座りこんだり、寝転んだり。
それでも、助け合いながら全員がゴールするのが『学び合い』だと考えています。

トップランナーのペースが落ちると、全員のペースが落ちます。
トップランナーを焦らせるような2番手グループが必要です。逆に、2番手が追いかけたくなるようなトップランナーを育てることが大切です。
また、トップランナーが頑張っていないと、苦しくて歩みを止めている子にとっては「がんばれ!」と言われたって腹が立つだけです。

ですので、トップランナーが必死で走っている学級でなければ、基本的に『学び合い』は持続できないのだと思います。


振り返って我がクラス。
先月ぐらいから、授業後の評価で、「A」を取る子が増えました。また、わたしの用意した基準を超えてくるので「S」とノートに書くことも増えました。
これではいけません!トップランナーがちょっとずつスピードを落とし始めていました。ここで「何やってんだよ!もっとちゃんとやれよ!」と言い続けると、学級が崩れていくことでしょう。課題のレベルを上げなくちゃ。さて、どうしたものか。と考えていました。


すると…。面白いもので、神様はちゃんと見ています。
こういうお誘いを受けました。
http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20121103
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/furu-t/20121104


そこで、子ども達に、こんな話をしました。
「今日から登る山を変えよう。もっともっとみんなが必死にならなきゃ登れないような山にチャレンジしよう!険しい山だ。道なき道を進むような山だ。ロッククライミングのような登山だ。でも、心配するな。あなた達には、仲間がいる。いざという時には仲間が助けれくれる。だから、安心してチャレンジしよう!」


ということで、新しい登山が始めました。
遭難したらどうしよう?
きっと、大丈夫です!わたしにも、仲間がいますから!