『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

同じ?

わたし達の実践は、書くこととクロスカリキュラムがその柱となります。
じゃあ、作文を沢山書かせていれば(20代の頃のわたしです)同じ?
もしくは、他教科の内容を取り入れながら授業をすれば(これもやっている先生は多いですよね)同じ?
同じことをやっていると言えるんでしょうか。


いいえ。違います。


もう一つ大切なキーワードが「日常化」です。「恐ろしいほど」の日常化。
昨日、岩瀬ゴリさんとちょん せいこさんの講座に参加させて頂いている中で何度か出たのが「教師が飽きる」という言葉でした。わたしも常々、子ども達がやらなくなるのは、教師に「やれ!」という姿勢が無くなるからだと思っていました。やっぱりね、そうだよね、と思いながら聞いていました。

ゴリさんは、ホワイトボードミーティングを日常化し、恐ろしいくらい繰り返しているはずです。4月5月でオープンクエスチョンを50回はやると決めてやったそうです。ここでも、やっぱりね、と思いました。
わたしも、書く活動を中心に添える!と決めてからは、書ける教科の時は必ず書かせる!と徹底しました。他の先生の授業は仕方ありません。でも、国語、社会、算数、保健など、徹底的に書かせました。子ども達がちょっと弱気になったら、書くことの意義を語り、励まし、鼓舞しました。今後は図工や体育、道徳でどう書かせるかも考えていきます。
そりゃあ、もしかすると「書くこと」が向かない子もいるかもしれません。感じたことを文章で書くより、踊りで表現することが得意なような天才もいるかもしれません。が、書くというのは、世の中のニーズや学習指導要領の内容に照らして、オカシナことではないでしょう。
そして、わたしの実感として、子ども達の力が伸ばせる!と自信を持って言い切れます。
客観的に見ても、主観的に見ても、間違えていないと思っています。
だから、自信を持って書くことを求め続けています。


ゴリさんも、ホワイトボードミーティングは、子ども達の力が伸びると、主観的にも、客観的にも、確信しているのだなあと感じました。その確信と、ゴリさんのお人柄と、あの技術が合わされば、絶対に子ども達は伸びるでしょう。だって、やっぱり凄かったもん、ゴリさん!


昨日も若い先生が沢山学んでいらっしゃいました。
やっていることは同じ「ホワイトボードミーティング」かもしれません。でも、本当に同じだと言えますか?
技術の話ではありません。技術ではかなわないでしょう。当たり前です。
技術の前に、これで伸ばす!という覚悟は同じレベルですか?これなら伸びる!という確信は同じレベルですか?
技術は学べます。若い先生は、沢山吸収すべきです。
でも、技術だけでは同じにはなれません。違うのは「そこ」ではないんです。

凄い人は、「そこ」が違うんですよね、やっぱり。