『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

イロハのニ その2

前年度まで色々あった学級を引き継いだわたしが気付いたことは,
「子供達一人一人を見た時と,集団として見た時には,全く違うことを考えたり,違う行動をしたりしている」
ということです。
これは,文章で説明することが非常に難しい!しかも,ブログでは個人情報に関することは一切書けないので,更に難しい!と感じます。できる範囲で書きたいと思います。


みなさんは,学級の中で暴れまわっていたり,他の子に意地悪をしたりするような子(仮にA君としましょう)と1対1で話をすると「悪い子ではない」「いや,むしろ良い子じゃないか」と感じた経験はありませんか?少なくない教師が,こういう経験があるかと思います。
これは,A君の振る舞いというのは,A君自身が決定しているようで,実はそうではないということを表しているのだと思います。集団において,他の子との関係性の中でA君は無意識の内にそうせざるを得なくなっているのです。集団には,誰かが決めたわけでもないのに,みんなの意見がもやもやと合わさってよく分からないうちに形成される総意というものが存在します。集団の構成員一人一人の行動や考えがちょっとずつ影響し合って作られている雰囲気みたいなものです。
だから,A君が何か問題を起こした時に,A君を集団から切り離して話を聞いたり指導をしたりしても,絶対に解決はしません。そうではなく,集団の中で形成されている総意が変化する中で,自然とA君の振る舞いが変わってくるのです。


そして,その集団の方向性を変えられるのは,その集団の管理者しかいないのです。学級であれば,担任です。
わけが分からない話になってきたかと思います。
この話,続けていいのだろうか・・・。とりあえず,一旦切ります。