『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

有言実行

わたしが目標とする学級経営や授業の姿というのは、数年前から何となく浮かんできています。
簡単に言うと、児童自身が教育課程編成を行う学校です。
4月になったら、前年度に教師が組んだ教育課程を元にして、児童が計画を立て直すのです。各教科の目標も学習内容も決まっています。それを達成するために、あなた達はどんな計画で学習を進めますか。はいどうぞ、です。4月の時点で考えた計画で1年間押し通すより、途中で変更しながら進める方がいいでしょう。そこで、週末には「学級会議」や「学年会議」が実施され、次週の授業計画を確認します。その計画に基づいて、次週は授業を進めていくのです。
そういう学校なら、わたしが単元計画表なんて作らなくても、子供集団の能力を最大限に生かしながら、無理なく楽しく自然に学んでいけるんじゃないかと考えています。


そして、それを可能にするのは「全校『学び合い』」だと思っています。
例えば、3年生が自分たちの教育課程をどうするか迷ったら、前年度に3年生の学習を経験している人=4年生に相談すればいいのです。また、1年生の学習は2〜6年生も(学習指導要領や教科書の変更がある可能性もありますが)経験していますから、いくらでも手助けできるはずです。全校『学び合い』が何年間も継続できている学校なら、可能なんじゃないかと思っています。
また、進学先の中学校も『学び合い』の学校なら、6年生は中学生に相談できちゃいます。
「この学習は、中学校でも重要だから、絶対に全員達成を目指して勉強しておくんだよ。」
なんて感じで。となると、地域『学び合い』ですね。


絶対に可能だし、面白いと思うのですが、理想に現実が着いてきません。
わたしは、自分の実践を突き進むことはできても、他の人に理解してもらい広めていくことが決定的に苦手なのです。
でも、こうやって書いたら実現できるかもしれないので、一応書いておきます。