『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント 繋がる国語科 アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

福島県の小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。

当ブログの内容は、全てなおたかの個人的見解です。


長期的な授業モデル その6

その5 の続きです。>

どうやって与える時間を多くするのか。というのが、わたしの授業改善の為の重要課題となりました。


児童に出来る限りの時間を与えたい。
そのためにわたしが行ったことは大きく分けて二つです。


一つ目は、「教師がやることを減らす」です。
わたしがしゃべる時間が短くなれば、児童が活動できる時間が増えます。わたしが3分話せば、児童は3分黙るわけです。わたしのクラスは16名なので、全体の活動時間は、3×16=48分 短くなります。わたしがしゃべることを、限りなくゼロに近づけることを目指し、余計なものを削りまくりました。
とはいえ、教師が何もしなくても良いわけではありません。削れるものを探すということは、削れないものを定めることでもあります。
わたしの結論は、「語りこそが我が命」ということです。
「お喋り」はけずって、「語りこそが命」ってちょっとおかしいですよね。これについては、後日、詳しく説明します。


最近は、かなり「削れたな」という実感があります。
わたしは今年度、学級担任兼教務主任なので、どうしても休み時間に職員室に戻る回数が多くなってしまいます。他の先生の学級通信や起案や書類等に目を通し、捺印して教頭先生に上げなくてはいけないので。で、教室に戻ってくると子供達がもう勉強を始めているっていうのは何度もありました。そしてそのまま、チャイムが鳴るまでノンストップ。チャイムが鳴っても子供達は基本的に無視して勉強しています。(でも、集団の調子が悪い日は直ぐにやめますが。その辺りの違いも見ていて面白いですね。)


でも、授業中に暇かというと、そうでもありません。飛び回っている時もあります。子供達に時々頼まれるのです。
「先生、ちょっと厚めの白い紙をください。」
とか
「もっと罫線の幅が狭いレポート用紙が欲しいです。」
とか。
で、職員室と教室を早足で行き来することになっちゃいます。もちろん、何もすることがなく、宿題やレポートにゆったりと目を通している時もありますが。


二つ目は、「何度もやる」です。
1回(45分)しかやらない勉強よりも、2回も3回もやった方が、子供達が覚えられるのは当然のこと。だから、同じ勉強を何度もやれるようにしています。
坂内さんは、「算数の学習を3回繰り返す」とおっしゃっていましたが、わたしにはそんな大変なことはできません。だって、常識人だから(ハート)もう少し楽な方法でわたしは繰り返します。
まず、『学び合い』自体が、繰り返しの構造を持っているのでそれを生かします。わたしのクラスの場合、◇自分で勉強して1回 ◇友達に質問したり、教えたりするのが2回目 ◇レポートに書いて3回目 と普通に勉強をしていても3回勉強することになります。それを意識させるのも、わたしの仕事です。
また、国語・社会・算数・音楽・体育、その他どの教科でも、道徳や特活でも、繰り返しは意識しています。例えば、社会なら「スーパーマーケットで働く人々」の学習でやったことは「農家の仕事」でも「同じこと」を勉強するように、学習指導要領や教科書は作られています。算数だって、足し算も引き算も掛け算も割り算も、図形も、繰り返し学習できるように作られています。指導要領や教科書ってよくよく考えられていますよね。それが分からないのに、安易に「自作教材」に走ってはいけません。ですから、それを最大限に活かせるようにと考えています。
さらに、国語の学習内容については、他教科でも繰り返し学習します。例えば、今年のわたしのクラスでは、キーワードは「段落」と「要約」です。社会や算数の時間にも、「この段落でこれを書いたら、次の段落は・・・」とか「今の計算の仕方の説明を、要約すると・・・」と子供達が話しています。う〜ん、インタラクティブ^^v


三つ目は、「子供が構成する」です。
上記のことは、わたしにとっては大きな意味での「課題設定」です。それをどれくらいの時間をかけて学ぶのかというのは、子供達が自分で決めるしかありません。ある勉強を1分で出来る子もいれば、45分かかる子もいれば、45分かけても分からない子もいるのです。ですから、「この勉強を何分やればいいかなあ」と教師がどんなに悩んでも解決しません。また、子供達に聞いても解決しません。解決策は、それぞれの子供が自分で判断すること以外にないのです。
限られた時間なのですから、その使い方は子供自身が決める。子供自身が、一単位時間内の時間配分だけではなく、単元全体の時間配分も決める。それしか解決策はないのです。しかもそれは、個々人が行うしかありません。



次は、この三つを具体化するためにわたしがやっていることとして、「語り」「単元を開放する」「インタラクティブ」の3つについて、書いていきます。