『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

子供が良いんです。

給食の時間、食べ物を少量こぼしてしまった子が、ティッシュを出して、直ぐに床を拭いていました。それを見て思わず
「いいねえ。大人だねえ。」
と言葉が出ました。その子は
「そんなことありません。自分でこぼしたんですから、自分で拾うのは当たり前です。」
と返してきました。
「そんなことないよ。この前の校外学習の時に、ビールの缶やタバコの箱が山ほど落ちていたじゃん。自分で拾わないどころか、わざと捨てる、子供以下の大人もたくさん居るんだから。」
「でも、拾うのが当たり前ですよ。」
「そうかなあ。」
「そうです。」
なんてやり取りをしました。あまりに否定するので、仕方なく
「それが当たり前なんて、本当に良いクラスだよ。きっと、担任の先生が良いんだね。いやあ、参った。照れちゃうな。」
とふざけたら、他の子供達から大ブーイング。
「このクラスは、子供が良いんです。」
「自分達で成長してるんです。」
「先生のおかげじゃありません。」
なんて言ってくれました。



こういうことを言えるクラスって、良いなあと思います。
「先生のおかげで、成長できました。」とか「今のわたしが在るのは、先生のおかげです。」とか、そんな事は言われたくありません。
そんなお世辞は上手くならなくて良いので、自分達の成長を自分達で実感し、自分達で確かめ合い、自分達を誇りに思えるような、そんなクラスになって欲しい。
毎年、そう思っています。
最近は、そういうクラスになってきたなあと思います。



2学期も残りわずか。
今年もこんなに良いクラスを担任させて貰えて、わたしは幸せ者です。