これから書く話は、わたしの作り話です。
ある学校に、とても優秀な管理職が居ます。頭がよく、周囲には気配りを欠かしません。
職員室では冗談を飛ばし、笑いを取ります。服装もお洒落で好感度を上げることを意図しているようです。仕事の面でも「バリバリ」です。若手が悩んでいるようなら直ぐに相談に乗ってあげ、ベテランの先生は褒めておだてて気持ち良く仕事をしてもらえるようにしています。その上で、どんどん新しい提案を部下に出して、取り組ませます。提出された書類は隅々まで読み込んで「真っ赤」に直して返しています。
多分、一般人が行えるレベルの努力は、すべてやっているでしょう。誰にでもできることではありません。本当に優秀な管理職です。
さて、この優秀な管理職に対する部下の評価はと言うと。。。
「怖い。」
「仕事がしにくい。」
「結局、自分がもっと偉くなりたいから、私たちにやらせているだけでしょう?」
残念ながら、そんな声が聞こえます。そんなものです。人間一人の努力なんて、大したことないのです。
教員のみなさんなら、イメージが湧くでしょう?こんな管理職、嫌でしょう?
では、教室に置き換えましょう。
ある学校に、とても優秀な教員がいます。頭がよく、児童生徒への気配りを欠かしません。
教室では冗談を飛ばし、笑いを取ります。服装もお洒落で好感度を上げることを意図しているようです。仕事の面でも「バリバリ」です。児童生徒が悩んでいるようなら直ぐに相談に乗ってあげ、成績上位者は褒めておだてて気持ち良く勉強ができるようにしています。その上で、新しい指導方法を学んで、取り組ませます。提出されたノートや課題は隅々まで読んで「真っ赤」にして返しています。
され、この優秀な教員に対する児童生徒の評価は、どうなっているんでしょうね?
知りたいような。知りたくないような。