『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

女の中に、男が一人

昨日は、他学年の行事の関係で、給食ではなくお弁当の日でした。当然のことながら、お弁当をどこで誰と食べるかも「お任せ」でした。「寂しい思いをする人が出ないようにね」ということは一言添えますけれど、多分、子供達にとっては「そんなこと分かってますよ!」ってことでしょう。

 

で、その時の組み合わせが面白かったんです。

外で食べる男子が数人いて、「ぼくも外で食べようかと思ったんだけれど、ちょっと肌寒いから教室に戻ろう」という感じの男の子が一人。「まあ、どこかに混ざるだろう」と思っていると、その男子は、女の子のグループに入っていきました。

お弁当の時間に、女子グループの中に一人で入っていける男子。しかも、めちゃくちゃ自然な感じで。

 

こいつら、カッコいいじゃないか!と思いました。

 

男女が一緒に食べているのは、今までも普通にあったことです。でも、「後から来た男子が、一人で女の子の中に入っていく。しかも、自然な立ち振る舞いで」というのが本当に良かったなあと思います。その男子は、別にどこにでも入れるタイプなんですけれどね。

そのグループに入った理由は特に聞きませんでしたが、聞いたら何て答えるだろうなあ。「近かったから」とか「そこの人数が少なかったから」とか「誘われたから」とか「なんとなく」とか、そんな感じだろうなあ。それがカッコいい。

 

そして、わたしが嬉しいのは、授業の中で育まれた関係性が、こういった何気ない時に生かされていること。こういう関係が、わたしが担任を外れた後も、卒業後も、成人後も、老後も、生かされていきますように。