『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

仕方なくないんだよ

詳細は書けませんが、先日、子ども達にこんなことを語りました。

「友達が傷ついている時、困っている時に、『気付かなかったんだから、仕方ない』と言ってはまずいんだよ。気付かないことが大問題なんだから。心が友達に向いてないってことだ。傷ついている人や困っている人を助けない姿は、周囲が見ているよ。来年も、中学校でも一緒に過ごす仲間から『あの人は助けない人なんだな』と判断されることって、ものすごく損でしょう。『あの人はちゃんと助けるんだな』と思ってもらえるのとどっちが良いか、よく考えたほうがいいよ」

 

かなり「強い」言葉だと思います。その上、子ども達の心に突き刺さるように語ります。私の授業前や授業後の語りなんて、へなちょこなんです。でも、こういう時は、語る必要性があって語っているので、魂がこもります。本当に強い言葉になって、子ども達に飛んでいくでしょう。

ですので、「気付かなかったんだから、仕方ない」と言ってしまった子は、もしかしたらこの言葉で傷つくかもしれません。その危険性を否定しません。私はその危険性を覚悟した上で、それでも「『気付かなかったんだから、仕方ない』と言ってはまずいんだ」と子供達に伝えます。「よく考えた方がいいよ」と判断を任せますが、まあ、8割方「押し付け」ですよね。

だって、心が傷つくよりも、「あの人は助けない人なんだな」と思われる方がよほど危険だと私は思ってますから。

 

日々、こういうことの積み重ねです。