『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

“普通”の授業をするか否か

この時期にいつも迷うことです。

「3学期には、“普通”の授業もしておいた方がいいかなあ」


『学び合い』で2年間過ごした子供達が次の年に困らないように、3学期には一斉授業もやった方がいいかなあ。。。という考えが頭をよぎります。今のクラスはとても良いクラスです。でも、『学び合い』じゃなくなったら大丈夫かな、と感じる子がいても不思議じゃありません。

でもなあ、と思うのです。

例えば、めちゃくちゃ一斉指導型の授業で「導入」が上手な教員がいたとします。その人は悩むでしょうか、

「次の担任の先生は、授業の導入を工夫しないかもしれないから、3学期は工夫しない導入で授業した方がいいかなあ」

なんて。

他にも、児童への指導言が明確で分かりやすい教員がいたとして

「来年の先生は、指示や発問の言葉が不明確かもしれないから、わざと曖昧にして授業した方がいいなかあ」

なんて考えるでしょうか。

そんなわけがないと思います。『学び合い』の考え方とそれに基づく授業や学級経営は私なりの長所だと自負しています。なので、それを生かして仕事をしてきました。

次の方は、その方の長所を生かして仕事をするはずです。

第一、授業に「一斉指導」と『学び合い』の2種類しかないわけではありません。一斉指導と言っても「やり方」は様々です。『学び合い』だって様々です。皆んな、自分にとっての“普通”の授業をやっているのでしょうから、授業なんて千差万別です。「次の人に合わせる」なんてことは不可能ですよね。

 

ということで、3学期は『学び合い』を続けることでしょう。だって、私にとってはそれが“普通”なんですから。

でも、きっとまた悩むんですけれど。