先日、わたしと組合の仲間で開いている学習会で、この本を紹介しました。
気になる子への言葉がけ入門<会話形式でわかる『学び合い』テクニック> (THE教師力ハンドブック)
- 作者: 西川純
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2014/10/30
- メディア: 単行本
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参加者のお一人がこう発言しました。
「教師は心のどこかで子供達の上に立っている気持ちがある。それが子供達にどんな影響を与えているのかが怖い。」
なるほど、確かに怖いですよね。
教師は、大きな力を持っているとわたしも思います。
子供達も有能ですが、もちろん、教師だって有能なのです。
だからこそ、その力を正しく使うべきでしょう。
独善ではいけません。
わたしは、法的な正しさを大切にしようと心掛けています。加えて、子供集団の力を、教師独裁の抑止力にしなくてはと思っています。子供達の声にならない「先生がおかしいんだよ!」の声を聞き取りたいのです。
子供達が「良くない行動」を取っている。例えば、誰も進んで発言しない、というような。
そんな時に、子供達のせいにして、言い訳をしたくなる気持ちは、わたしにもあります。けれど、踏みとどまれるのは、子供達の心の声があればこそ。
でも、それを聞き取る感度は、年齢と共に上がっていくのかなあ。下がっていくのかなあ。
時々、不安になります。