わたしは、技術や方法論を前面に押し出している人が、なかなか受け入れられません。
もちろん、技術や方法論があるほうが、人を動かしやすい場面もあると思います。
わたしだって、稚拙ながらも、技術で人を動かすこともあります。自分なりの方法論もあります。
けれど、わたしは、子供の頃からそういう技術や話術を敏感に感じ取ってしまうタイプでした。
教師となってからも、子供集団を見ながら「この中に、『小手先の技術で動かそうとしやがって』なんて考えている子もいるんだろうな」とふと考えます。そして、反省します。
わたしが魅かれるのは、技術を持ちつつも、愛や志を前面に出して子供達と対峙している方々です。
もちろん、技術や方法論も持っているはずです。でも、最終的には「在り方」で勝負する人です。
先日書いた「いつも笑顔でいよう」というのも、「普段は笑顔でいて、時々は怒る」という方法論ではなく、在り方として、子供達を信じ、任せ、求めていくことが本質だと思っています。
信じているから普段は穏やかに笑顔で居られる。そして、信じているからこそ、時には「お前達なら、もっとできるだろう」と叱る。どちらも根っこは、愛なのです。
最終的には、そこに居るだけで、子供達が安心して学び、一人も見捨てないことが大切だと信じてしまうような、そんなオーラを纏うことが目標です。