『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

その日暮らしは暮らしにくい

この時期、保護者さんから
「先生、来年も宜しくお願いしますね。」
と言われますよね。
多分、多くの保護者さんは、個々の教師が「何年生を担任したい」と希望して担任が決まっていると考えているのかもしれません。
でも、そんなことありません。だって、1年生から6年生まで絶対に誰かしら担任をするのですから、希望どおりになんていくはずがありません。


じゃあ、校長先生が全て決められるかと言うと、そんなことも無いと思います。だって、「誰がどこの学校に来るか」を決める権限は、基本的に、校長職にはありませんから。「この先生には、本当は◯年生を担任して欲しいけれど、そうするとこっちの学年を担任する人が居ないなあ」と毎年、頭を悩ませているでしょうね。想像ですけれど。


人事異動を行うの行政の方も、色々と頭を悩ませているはずです。各校の希望と現状を踏まつつ、個人の事情にもある程度配慮するのですから、並みの苦労ではないと想像がつきます。わたしには出来ない仕事だなあ。


というわけで、誰も悪くないし、誰かを悪者にして済まそうとも思わないのですが、先のことが見えないのが困ります。
ひと月先、ふた月先を見て仕事をしたいのですが、この時期は、先が見えないのです。この辺りが、学校が「その日暮らし」になっている要因の一つなのでしょうね。「先のことは考えないで、まずは現状に全力を尽くそう!」と言うのは誤魔化しです。先を見ずに全力疾走できる人は、多くないでしょう。そんなことをしたら、転びますから。


解決するには、人事移動も『学び合い』でやればいいんですけれどね。
何百人も集まって、
「全ての学校がプラスだと思える人事にしましょう。自分が来年、そこに赴任する可能性を考えて決めてくださいね。はい、どうぞ」
って。百年経ってもあり得ない!?(笑)