『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

アイスが好きなんだよね。

架空の話です。
わたしは、先輩・後輩と3人で、とあるスポーツの大会に子供たちへの差し入れを何にするか考えていました。(わたしは、差し入れなんてまずしませんから、この時点でまったくの架空の話です)


わたし「今日は暑いですから、冷たいものがいいですね」
先輩「そうだな。」
後輩「冷たいものっていうと、何ですか?」
わたし「まあ、飲み物かアイスか、ってところかな」
先輩「そうだな。」
後輩「アイスは、溶けちゃいますよね?」
わたし「だね。じゃあ、ジュースかな。先輩、どうですか?」
先輩「・・・。」
後輩「俺、買っていきます。先輩たちは先に行っててください」
わたし「一人で大丈夫?」
後輩「大丈夫です。家に帰って、クーラーボックスに氷を入れてきます。スポーツドリンクでいいですよね?」
わたし「先輩、いいですよね?」
先輩「・・・。」
わたし「どうかしましたか?」
先輩「アイスがいいなあ」
わたし「アイスですか?」
先輩「暑い時には、アイスだろう」
後輩「溶けちゃいませんか?」
先輩「クーラーボックスがあるんだろう?」
後輩「はい。でも、アイスを何時間もとってはおけないですね」
わたし「会場の近くでアイス売ってる場所、ありますかね?」
後輩「近くに・・・。どうだったかなあ」
わたし「あそこ、山奥だからなあ。先輩、スポーツドリンクじゃだめですか?」
先輩「俺、アイスの方が好きなんだよ」
わたし「そうなんですね。でも、・・・。あ、ドライアイスでも買いますか?」
後輩「いや、それでもどれだけ持つか分からないです。そんなに高性能のクーラーボックスじゃないので」
わたし「そうかあ。ということで、先輩、申し訳ないのですが、スポーツドリンクでもいいですか?」
先輩「俺、アイスの方が好きなんだよ」
わたし「それは分かりました。でも、持っていけますか?」
先輩「持っていけないの?」
わたし「持っていけるんですか?」
先輩「質問に質問で返すなよ」
わたし「すみません。持っていけないと思います」
後輩「すみません、アイスじゃなきゃダメなんでしょうか」
先輩「子供たちは、アイスのほうが好きだろう」
わたし「・・・。」
先輩「スポーツドリンクなんて、いつでも飲めるじゃないか。自分で持っていってる子もいるだろう。だったら、アイスのほうがいいよ」
後輩「・・・。」
先輩「アイスを持っていく方法はないの?」
わたし「ものすごく性能の良いクーラーボックスと保冷剤があれば、可能かもしれませんが」
後輩「それ、誰が買うんですか?めちゃくちゃ高くつきますよ?」
先輩「・・・。」
わたし「・・・。」
後輩「・・・。」
先輩「昔のアイスは、溶けなかった」
わたし「え?」
先輩「昔のアイスは溶けなったのに、最近のアイスはすぐに溶ける」
後輩「そうなんですか?」
先輩「昔のアイスは硬かった。だから、店で買って、家に帰るまで溶けなかった。
   最近のアイスは、柔らかいから、すぐに溶ける」
わたし「・・・。」
後輩「知りませんでした」
先輩「最近のアイスは、だめだ」
わたし「・・・。」
後輩「でも、現在売っているのは、今のアイスですよね?昔のアイスってやつは売ってませんよね?
   なので、スポーツドリンクでいいですか?」
先輩「俺は嫌だな」
わたし「・・・。」
後輩「・・・。」
わたし「分かりました。先輩はアイスを買って行ってください。わたしは後輩とスポーツドリンクを買っていきます」
先輩「え?」
わたし「では、後ほど会いましょう」
先輩「え?」




〜会場で〜
先輩「差し入れにジュースを買ってきたぞ〜」
わたし「・・・。」
後輩「・・・。」