『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

能動的に何をする?

足りない脳みそと時間に苦しみつつ、アクティブ・ラーニングについて色々な情報を集めるようにしています。
アクティブ・ラーニングは、「講義形式よりも、活動的な授業の方が、子供達の学力が上がります」といった程度の話ではなくて、もっと大きな目的のために推進されているように感じるのです。簡単に言うと、“これからの学校は、能動的に「日本を良くしよう」と考える人間を育てていくことが求められているんだな”と思っています。


もっと短く言うと、エリート教育というか、リーダー教育というか。
今までは「選挙は大切です。大人になったら投票に行きましょうね」だったのが、これからは「立候補しましょうね」に変わるような。
今までは「理科好きを育てましょう」だったのが、これからは「科学者や技術者を育てましょう」に変わるような。
今までは「読書家を育てましょう」だったのが、これからは「本を読んで得た知識が何の役に立ってるのかはっきり成果を出しましょう」に変わるような。
そんなイメージで捉えています。既存の学校教育とは、そこが大違いなんだと思うんです。
もちろん、全ての子が「日本を良くしよう」と考えられるわけがありません。政治家や科学者や技術者へと育つはずがありません。
じゃあ、“じゃない子”をどうするのか。
そんなのは、御国に考えてもらうことではなく、我々現場の人間こそが考えることなんだと思っています。
エリートやリーダーも、もちろん育てます。国がそれを求めているのですから。その上で、一人残らず幸せな世の中を実現するのが『学び合い』人の真骨頂でしょう。


ここには書きにくいこともあるので詳しくは述べませんが、被災地のあれこれを見ている中で、わたしが知らなかったことが色々と分かりました。
で、「なるほど。だから、派遣法改正なのか」と感じています。(決して賛成しているわけではありません。)
そういう時代に幸せに生きていくためには何が必要なのかを考えると、教師や学校の役割が大きく変わっていくのでしょう。


未来へ向けた教師像や学校像を描くためにも、もっともっと情報を得たいのですが、インテリジェンスが足りないのが口惜しいです。