『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

どうしようかなあ。

わたしの授業は、

  1. 単元ごとの課題設定と、単元テストによる評価
  2. インタラクティブ・カリキュラムによる学習レポート作成

の2本立てで行っています。


自分でもそこそこシンプルで、かつ継続して取り組める形になってきたなと思いつつ、でも、ちょっと悩んでいます。
今日実施したある教科のある単元テスト。分布はこんな感じでした。(怒られることはないと思いますが、ちょっと隠して提示しますね。)
悪くはないと思っています。学期末に向けて、クラスも上り調子です。
でもなあ。と思うのです。
評価をテスト一本に絞れば、もっと点数を取らせることは可能だと思います。
課題も、もっとテストを意識したものにすれば、満点の子がもっともっと増えるでしょう。
その教科が苦手な子にとっては、テストとレポートの両立というのは、厳しいかもしれません。


でも、点数を取りやすくして取らせてあげて、クラスが育つのかな?という疑問があります。
一方で、2本立ての評価が、授業の軸をぶらすことに繋がっていないかどうかも悩みます。
テストに絞る?でも、つまんないんだよなあ。
レポートだけ?でも、テストの点数という分かりやすさが、集団がぶれずに進んでいく上で非常に有効なのも感じています。
本音を言うと、点数なんてどうでも良いのです。大切なのは、教師の都合で子供達を振り回さないことだと思っています。


と分かっていても、こんな単純なことで何度も悩むのです。
一部の方が、わたしなんぞを“『学び合い』のトップランナー”なんて評して下さったこともありますが、そんなことはありません。
こういったことにぶれずに、「全員満点」を達成しているクラスが日本中に存在することと思います。
わたしなんて、こうやって日々悩んで苦しみながら実践しているだけですから。