『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

ネットワーク形成

『学び合い』のセオリーでは、最強の教材は“人”です。
授業において“分からない子”を救えるのは、プリントや掲示物でもなく、教師の説明や板書でもなく、“人”なのです。
教師も人ですが、でも、教師一人では全員を救えません。また、一部の“できる子”だけでも救えません。
ですから、集団を育てることで、“分からない子”を救うのです。
そして、一人のことを集団で救ってくれるという学級なら、誰もが幸せになれるでしょう。


同じように、『学び合い』を広める上で最強の媒体も“人”です。
『学び合い』において“なやんでいる教員”を救えるのは、本でもなく、西川先生でもなく、“人”なのです。
西川先生も人ですが、でも、西川先生一人では全員を救えません。また、一部の“イノベーター”“アーリーアダプター”だけでも救えません。
ですから、集団を形成することで、“悩んでいる教員”を救うのでしょう。
集団とは、各地の『学び合い』の会であり、それを繋ぐネットワークだと思っています。
(職員室も加わると良いんですけどね。)


重要なのは、『学び合い』の授業を突き進むのに向いている人と、集団を形成するのに向いている人とは、別だということ。わたしは、会を開催する能力は皆無です。(もちろん、両方できる方もいらっしゃるでしょうけれど。)一人じゃできないから、みんなでやる。『学び合い』のセオリーです。
わたしの場合、勤務地近くで開いている学習会は、S先生という方が人を集めてくださっています。中身はわたしが考えています。役割分担があるから、5年間も細々と継続できているのでしょう。ただ、わたしは居住地と勤務地が車で1時間程度かかる距離なので、あまり「地元の会」って感じがないのが問題なんですよね。(ちなみに、『学び合い』の会ではありません。)
また、居住地近くの会では、G先生が開催している「仙南の会」に可能な限り参加して、何かを頼まれれば、絶対に引き受けようと誓っています。仙南の会で、「子供達の前では、こんな風に語ってますよ」というのをやった時、全く気持ちが入ってこなかったのにびっくりしました。やはり、語りというのは技術ではなく心なのだと実感しました。こういうことを学べるのも、人と関わる素晴らしさですね。
各地の『学び合い』人が繋がるために、年に一度の『学び合い』フォーラムは最適な場だと思います。一昨年のフォーラムに参加して、実感しました。
昨年のフォーラムも参加したかったのですが、色々あって断念してしまいました。
今年は参加できそうです。


『学び合い』を広めるためにも、自分のためにも、ネットワーク形成の場としたいと思います。
「みゆき会」は3人揃って参加&分科会を持つらしいですよ。
8月は東京でお会いしましょう!
http://kokucheese.com/event/index/283514/