『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

覚悟はいいですかー?

今年に入ってから、個人的な感覚としては「風向きが変わったなあ」と実感しています。そう感じさせる出来事が多々あるからです。
まずは、友人や知人からの反応が違います。『学び合い』に興味があるんだけれど、ちょっと教えてくれよ、という問い合わせが複数きています。
また、わたし程度の人間に発信の場が増えているのも大きな変化だと思います。今まで4人の方が学級の参観に来てくださいました。また、仙南の回・おにぎりの会・埼玉セミナーと人前に出させていただきました。あとは、もうお蔵入りになったと思っていた

THE 『学び合い』 (「THE 教師力」シリーズ)

THE 『学び合い』 (「THE 教師力」シリーズ)

この本も出るらしいですし。(わたしも原稿を書いています。)
他にも、保護者さんや地域の反応等、変化は多々感じます。


こうやって広がっていくと、きっと色々な方が『学び合い』に興味を持ち、ちょっとだけ「齧って」くるでしょう。
実は、5年くらい前にある研修の場で「これが『学び合い』だ!」と大々的に宣伝している人がいるので話を聞いてみたら、全くもって『学び合い』じゃなかったので、「あなたのやっていることは『学び合い』じゃないよ!」と言って相手を泣かせた経験があるのですが(オイオイ!)、でも、そう言いたくなる人が今後は増えるかもしれません。
けれど、今度は言わないと思います(笑)。
それは、わたしが丸くなったというのもありますが、それ以上に、「いくら言ってもキリがない」状態になることが容易に想像できるからです。そんな人は今後、爆発的に増えるんでしょうね。キャズムを超えるって、こういうことか。。。


ちょっと齧った程度の『学び合い』は、必ずいつか行き詰まります。
『学び合い』は、『学び合い』です。他の何とも混ざりません。というか、混ぜた瞬間から『学びい』じゃなくなるのです。
念のために申し上げておくと、『学び合い』じゃないというのは、批判ではありません。「パエリアは、寿司じゃない」と言っても、批判ではないでしょう?それと同じことです。ただ、カリフォルニア・ロールを寿司と認めるかどうかは意見が分かれるように、いろいろな『学び合い』があることは、否定しませんけれど。


さてさて話を戻しましょう。
今後、きっと『学び合い』に行き詰まり、迷ったり、悩んだりする人が増えていくでしょう。だって分母が大きくなるんだから。
このBlogを読んでくださっている方は、きっと、「濃い」タイプの方が多いと思います。軽いタイプの方は、違うBlogを読むはずです(笑)。軽い方なら、ちょっと齧って直ぐ次に行くのでしょうけれど、でも、濃い方は、そこで粘れる人も多いはずです。
濃い皆様、覚悟はいいですか?『学び合い』が広がっていく中で起きるであろう様々な問題を、どうにかこうにか乗り越えたり、やり過ごしたり、蹴散らしたりしながら、折り合いをつけていく心の準備はできていますか?


わたしは出来ています。
と言えたらいいんですけどねー。