『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

『学び合い』が上手くいかない!?

『学び合い』フォーラムの2日目には、「みゆき会」として分科会を持ちます。
タイトルは、
「『学び合い』は、なぜ崩れていくのか。古田と高橋はちゃんと言語化しなさい。By坂内」
です。
坂内さんのツッコミを受けながら、古田さんとわたしがおしゃべりする、という参観者無視の内容です(笑)。
「面白いことをしゃべろう」とか「理解してもらおう」とか考えると、とたんに話が詰まらなくなるので、可能な限り「好き勝手」しゃべろうと思います。


実をいうと、わたしは「『学び合い』が上手くいかない」というのがよく分かりません。
というのは、基本的に人間は4〜5人のグループを作るのが本能だと理解しているので、4〜5人でも問題が起きるのに、それを超えて集団を形成&維持しようと思ったら問題が起きるに決まっているからです。
それを何とかしようとしたら、短期的に問題を目立たなくするために教師の技術を使って誤魔化しつつ、でも、根本的な解決をしようと思ったら集団全体で何とかするしかないのです。で、そのための理論が『学び合い』です。


誤解覚悟で言い切ってしまえば、上手くいかないことが前提なんですよ、『学び合い』は。簡単に上手くいくんなら、集団の力なんて必要ないのですから。一つの問題を解決すれば、また新しい問題がやってくるのです。まあ、上手くいかない状態を我慢するのは誰でも辛いので、教師がそれを目立たなくするための手立てを否定はしませんけれど。
だからと言ってそういった技術を集めても、結局は集団が育たなければ意味がありません。技術は『学び合い』の本体じゃないので。
『学び合い』が上手くいかないって当たり前じゃん。それで悩むってことは、本体がないことが問題なんじゃないの??
って話をしようかなと考えています。


まあ、全ては話の流れ次第なんですけれど。
分科会は、ちょっと辛口かも!?