『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

トップランナーを逃がしちゃだめ!

集団を動かすためには、まずはトップランナーを見取り、その人々を動かさなければならない。
鉄則だと思います。
でも、一方で、管理者がトップランナーを見誤る可能性があります。また、トップランナーが一目置いている「裏番」が居る可能性もあります。(悪い意味合いではありません。目立たないけれど、周囲から信頼を集めている存在がいる、ということです)
ですから、わたしは集団に対して公平に語るようにしています。間違っても、「トップランナーにはこう言って、他の子にはこう言っておこう」なんてことはしません。そんな二枚舌の依怙贔屓野郎は、あっという間に集団から見限られてしまうでしょうから。


トップランナーを見誤り、的を外して語っていると、集団が管理者から離反していきます。
トップランナーを特別視し過ぎて、語る内容に裏表を作ってしまうと、信頼を喪失していきます。


そうならないためには、下手な小細工でどうこうするのではなく、愚直に“子供達の幸せを願って、本音を語る”のが一番確実でしょう。


今日、ある所で“不誠実な管理者”を見ました。同時に、トップランナーの心がスーっと離れていくのを感じました。恐ろしい光景です。「明日は我が身」と考えると、背筋が凍ります。
わたしが信頼する方が「きっと、こういう空気を感じ取れない人なんだね」と評していました。なるほど、と思いました。
教師として「耳」を鍛えることも大切ですが、そういう空気やオーラを感じ取る感覚も磨かなくてはいけないのでしょうね。だって、学級の雰囲気を決定的に左右するような子は、その感覚が抜群に鋭敏なのですから。