『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

場の力と「教室リフォーム・プロジェクト」

先日の『学び合い』フォーラムの際に、Z会のTさんのお計らいにより、「Z会東大個別指導教室プレアデス」の教室を見学させていただきました。その時に強く感じたのが「場の力」です。


強烈な「勉強する!」「東大に合格する!」「合格後、社会人となってから必要な志を磨く!というオーラが満ちています。その思いが、机・椅子はもちろん、ホワイトボードや書籍、ソファスペース等、至る所に現れていました。
あの場であれば、集団の2割は勉強するでしょう。受験勉強だけではなく、その後を見据えた議論もするでしょう。それが、集団の6割を動かすのも、容易に想像がつきます。あとは残り2割を巻き込めれば、『学び合い』成立ですね。


目標が明確である。
その目標を達成する為の場がある。
そうなれば、「放っておいても勉強する」集団に近付くでしょうね。(口で言うほど簡単じゃないですけれど。Tさんの手腕の為せる業ですね)


じゃあ、公立小学校においては、どうやって「勉強する場」を実現するのか。
先日、組合の仕事でいくつもの小学校を回って歩いたのですが、プレアデスさんほどでなくても、場を考えて設計・デザインされた学校っていっぱいあるんですよね。特にバブルの頃に建てられた建物には。オープンスペースやフリースペースなど、ラーニング・コモンズに使えそうなスペースを持つ学校もいっぱいあります。(もちろん、ない学校も多いですが)
でも、それが生かされていない。
もちろん、「押しつけ」の設計・デザインが使いにくいという面もあるかと思います。けれども、使いにくい・使いやすいというのは「誰にとって?」というのが大切ですよね。教師にとっては使いにくく感じても、でも、児童・生徒にとってはどうか分かりません。
じゃあ、児童・生徒にとって使いやすい・学びやすい教室や学校って、どんなもの?誰がそれを作れるの?
やっぱり、児童・生徒自身でしょう!
と考えると、ゴリさん(id:iwasenさん)の「教室リフォームプロジェクト」って秀逸な実践ですね。


「場の力を生かす」
わたしにとって、今後、考えなくてはならないポイントだと感じています。