『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

さわやかに!

怖い話を大勢の方にシェアして頂きました。それはそれで感謝感謝なのですが・・・。
でも、もっと軽やかな書き手になりたいので、さわやかな話を!


先日書いた通り、わたしは教師の在り方として3つ挙げました。今度は簡単に書きます。

  1. 自分の限界を認める。
  2. 長く広く考える。
  3. 融合させる。

の3つです。


例えば、『学び合い』を始めた直後だとなかなかみんなと一緒に勉強できない子もいるでしょう。友達が誘ってくれているのに、集団に入っていけない。読んでくれているのに混ざれない。そんな時、教師はどうすべきなんでしょうね。
『学び合い』の考え方だけではなく、この在り方ベースで考えてみましょう。
まず「自分の限界を認める」のです。教員一人が何とかしようと思っても無理です。そして、教員がどんなに語って集団を動かそうとしても無理なのです。教員が語れば集団が動き、それによって何とかなるだろうという考えも実は浅はかなんです。わたしはこれを認められるまでずいぶん時間がかかりました。
じゃあ、どうするのか。「長く広く考える」ことが必要になるんです。問題を今すぐ解決しようとしても無理です。また、教員の語りで動いてくれた数名の子で解決するのも無理なのです。そういう子が巻き込まれるには、集団の一部ではなく全体が動く必要があるのでかなりの時間が必要です。この待ちの時間が辛いんですよね。
じゃあ、どうすれば集団全体が動いてくれるようになるのか。わたしの答えは「融合させる」です。この場合、「みんなと一緒に勉強できない子ができるようになること」と「みんなの幸せ」が矛盾しないのだということを教員自身が納得していないといけません。しかもその答えは、その子と集団が置かれている状況を良く見ないと決められません。どこかから語る内容を借りてきてばかりいると、そこを外すかもしれませんね。もちろん、参考にするのはオッケーだと思います。これがフォーラムで坂内さんが言っていた「リアル」ということでしょう。リアルって教員側の経験に沿ってというだけでなく、児童にとっても現実に起きていることに沿っている必要があるでしょうね。



こういうことを具体的に考える材料として、「○○のイメージ」の話を構想中です。



あれ?あんまりさわやかじゃないな。。。