『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

学級経営でも削る

昨年の11月から、私の学級でちょっとしたチャレンジが始まりました。
学級から「当番」と「会社」を無くしたのです。

3年生の時から「一人一当番」と「会社制度」の取り組みをしていました。が、10月末に子供達から「もういらないんじゃない?」という声が上がったのです。当番なんて決めなくても、ちゃんと学級が回っていきます、大丈夫です、と言うのです。

「じゃあ、よろしく。ま、それで上手くいかなかったら、戻すのは簡単だしね」
と、軽い気持ちで当番と会社を無くしてみました。(あ、給食当番はあります。)

さてさて。それでどうなったか。

全く問題はありませんでした。

 

「3年生の時には、『勝手に黒板を消さないで!』なんて言って喧嘩してたのにね」
と、みんなで笑いました。そうなんですよ。3年生の1学期には、誰が黒板を消すかとか、プリントを配付するのが誰が多いとか少ないとか、そんなことで喧嘩をしていたんです。見違えるように“大人”になったなあと思います。
私は「大人」の反対は「赤ちゃん」だと思っています。相手の気持ちが分からず、自分の意思を言葉で伝えられずに泣いたり怒ったり暴れたりして伝えようとするけれど伝えられないのが赤ちゃん。そして、目の前の人や事のことしか考えられないのが赤ちゃん。相手の気持ちを推し量りつつ、自分の気持ちを様々な方法で伝え、折り合いをつけるのが大人。また、今目の前だけではなく、多くの人・遠くのこと・未来のことまで考えられるのが大人。
子供は、赤ちゃんではなく、大人になっていく人だと思うんです。そう考えると、ちゃんと相手のこと・先のことをちゃんと考えているなあって感じます。

本当に、成長してるなあ。