『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

待っているだけでは

子供達が主体的に学ぶには、「待つ」のが大切だと昨日は書きました。

じゃあ、待っていれば「一人も見捨てない集団」ができるのか。

そんなことは絶対にない!と私は断言します。
だってね、人間が最初から繋がれる人数って数人なんですよね。だから、『学び合い』を始めたばかりだと、数人での学びは待っていれば徐々にできるようになります。いわゆる仲良しグループでの学びです。でも、グループの壁をなかなか越えられません。そして、数人のグループに入れない子が出ます。

だから、何かしらの力が働かないと、集団は動いていきません。
じゃあ、その力って何でしょう。
私は、教員の「願い」だと思っています。教員がその願いを言葉にして伝えるから、それを聞いて動いてくれる子が出てくるのです。

でも、もっともっと難しいのは、願いを伝えた上で、更に待たなくちゃいけないんですよね。
伝えずに待っても、何も返ってきません。
伝えたのに待てなかったら、信用していないと思われます。
伝えた上で、信じて待てるように、私も日々、精進しています。