『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

第3段階 その1

私が第2段階から第3段階へと進んだきっかけは、以前、書きました。

すぐに伸びるはずがない。 - nao_takaの『縦横無尽』

単元レベルというのは、簡単に言えば「この単元が終わったら、何ができるようになっていればいいのか」を考えて授業をしている、ということです。
この単元が終わった時に、どんな知識を得ていればいいのか。何ができるようになっていればいいのか。何を説明できるようになっていればいいのか。何を身につけていればいいのか。
それが分かって授業をしている、ということです。

 

多分、これができるようになるには、最低でも、学習指導要領程度の内容は意識の中に無いといけないんじゃないかと思います。中には、学習指導要領の内容を凌駕するほどにその教科について造詣の深い方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう特殊な方は別にして、一般的な教員で言えば、学習指導要領の目標や指導事項のどの部分を指導するために設定した単元なのかは考える必要があるでしょう。


また、最近は「単元『学び合い』」に挑戦する方も増えてきたようです。嬉しい限りです。私は以前、『学び合い』グループのブログで見かけた記事を読んで、単元『学び合い』を始めました。残念なことに、どなたのブログなのかは忘れてしまったのですが^^;。中には、私のブログを読んだり、話を聞いたりして、単元『学び合い』に取り組んでくれた方もいらっしゃるようです。これまた嬉しいことです。

が、お話を聞くと、苦労されている方もいらっしゃるようで。
時間が足りなくなるとか、関係性が固定化するとか、テストの点数が上がらないとか、そんな悩みも聞きます。
実際に授業を拝見したわけではないので確定的なことは言えませんが、それが私のように「単元進行表」の類を使ってのものなら、その原因がなんとなく予想できます。

率直に言えば

単元レベルになっておらず、「何をやればよいか」の寄せ集めに過ぎない。

単元レベルにはなっているけれど、その弱点を補えていない。

の二つだと思うんです。というのは、私がこの二つで悩み、苦しんだから。もちろん、全ての方に当てはまることではないのは分かっていますけれど。