単元の『学び合い』を継続すると分かりますが、「繰り返し学ぶ」ことで、子供達の力は確実に伸びます。一発勝負とは大違いです。
けれど、同時に、一単元の中で数回繰り返しても、なかなか出来るようにならない子がいたり、その時には出来ても直ぐに忘れてしまったりする場合も少なくないでしょう。単元『学び合い』であらゆる子が救えるわけではないのです。
となって、私は単元と単元のつながりに目を向けるようになりました。
例えば、6年生の算数。1学期の「円の面積」で「半径×半径×3.14」の公式を直ぐに忘れてしまう子っていませんか?それに、式では「10×10×3.14」と書いているのに、その後が「=20×3.14」と続いていたり。
テストもイマイチでがっかり。
でもね、1学期の後半には「円柱の体積」の学習があって、円の面積の求め方をもう一度復習するチャンスがあるんですよ。それに、授業をある程度早く進めていれば、1学期の最後に復習の時間も取れます。また、3学期にも復習の時間があるでしょう。
国語でも理科でも社会でも体育でも、何でもそうなのですが、大切なことは何度も学ぶ機会が
あるのです。
そうやって、一年の中で何度も学ぶ機会を見つけることで、「次はこの時に頑張ればいいんだよー」「次はもっと出来るようになれよー」と子供達に、優しくも厳しく、求めらるようになりました。
これが私にとっての第4段階です。