『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント 繋がる国語科 アクティブ・ラーニング
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nao_takaの『縦横無尽』

福島県の小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。

当ブログの内容は、全てなおたかの個人的見解です。


頑張っているようだけれど

先輩「やあ、後輩君。」

後輩「あ、先輩さん。いつもお世話になってます。」

先輩「今日は一つ、忠告があるんだよ。」

後輩「はい。何でしょうか。」

先輩「後輩君はちょっと変わった授業をやっているよね。」

後輩「はい。」

先輩「えーと、何だったかな。何とか大学の何とか川教授の授業だよね。」

後輩「はい、じょうえt…」

先輩「いやいや、それはいいんだよ。大切なのはそこじゃなくて。」

後輩「はい?」

先輩「その授業って、どうなの?うまくいっているの?」

後輩「自分としては、それなりにうまくいっていると思っています。」

先輩「そう思っている、じゃダメなんだよね。主観でしょ?客観的に見てどうなの?」

後輩「昨年度の学力テストは、非常に良い結果でした!なんと、学級の半数以上が満点を取ったんですよ!」

先輩「え!?」

後輩「それに、ワークテストも平均が90点を超えるのは普通ですし、クラスの全員が80点以上とか85点以上なんてこともありました。本当は全員100点を目指しているんですけれど、なかなか難しいですね。」

先輩「でも、テストだけじゃだめだろう。」

後輩「はい?」

先輩「俺たちは、学習指導だけが仕事じゃない。学習指導と生徒指導の両輪が大切だよな。」

後輩「そういうことなら、QUの結果もかなり改善しました!親和的なクラスに育っています。」

先輩「・・・そうか。」

後輩「どうかしましたか?」

先輩「いや、頑張っているのは分かるんだけれどね。」

後輩「はい?」

先輩「はっきり言った方がいいね。後輩君の授業の時だけしっかりやれても仕方ないんだよ。他の授業でもしっかりやれないと。」

後輩「どういう意味でしょう?」

先輩「後輩君のクラスに他の先生が授業に入ると、やりにくいって言う人が多いんだよ。」

後輩「多いんですか?」

先輩「それに、後輩君が担任した後は、担任するのが大変だって。」

後輩「すみません。」

先輩「君の授業って、子ども達のフリートークが多いんだよね?」

後輩「フリートークと言うか、学び合っていますね。」

先輩「それだと、教師の話がちゃんと聞けないだろう?」

後輩「そうですか?そんなことないと思いますが…。」

先輩「そうなんだよ。ちゃんと躾けなくちゃいけないんだよ、そういうことは。学習規律を身につけさせないと。話を聞く時はちゃんと聞く。それは習慣の問題だよ。」

後輩「はい?」

先輩「話は最後まで聞く。どんな指示でもしっかり聞いて、迅速に動く。チャイムを聞いたら席に着く。挙手をする時は右手をピンと伸ばし、腕の内側を耳につける。名前を呼ばれたら『はい』と返事をして席の右側に立つ。発表する時は『●●だと思います。理由は~だからです。』と意見と理由を分けて話す。そういう経験を一つ一つ積ませないと、将来、働けないだろう。」

後輩「はい?」

先輩「後輩君のクラスの子は、教師の指示に対して『違うやり方でもいいですか?』なんてくちごたえするらしいじゃないか。普段甘やかしているからだぞ。」

後輩「それって、くちごたえですか?」

先輩「それだよ!お前がそういう態度だから、子ども達も真似をするんだ。言われたことに従えない子どもが、言われないでも活動できると思うか?まずは言われたとおりに動く。考えるのは、それからだ。」

後輩「はい?」

先輩「誰が授業に入っても同じように言うことを聞ける子どもを育てる。それが大切だ。そうじゃないと、子ども達が困るんだよ」

後輩「は…い…。」

先輩「頑張っているようだけれど、でも、独りよがりになってはいけないぞ。」

後輩「はい。」

先輩「学校で共通理解を図るべきところは、ちゃんと合わせて。同一歩調でいくんだぞ。」

後輩「ってことは、テストの結果も同一歩調で、他のクラスと同じくらいまで下げた方がいいの?」

先輩「何か言ったか?」

後輩「いえ・・・。」

先輩「もちろん、お前なりに頑張ってクラスを育てているのは評価する。けれど、合わせるべきところは合わせろと言っているんだよ。」

後輩「はい。」

先輩「だから、他の先生と同じやり方で、今と同じ結果を出せばいいだろう」

後輩「それは、無理ですよ~。」

先輩「それは甘えだ!」

後輩「はい!?」

先輩「これが正しいというやり方はないんだから。」

後輩「はい。」

先輩「自分のやり方に固執しないで。」

後輩「はい。」

先輩「他のやり方を取り入れるように!」

後輩「だったら、周囲の人が取り入れてくれればいいのに。」

先輩「何か言ったか?」

後輩「いえ。」

先輩「頑張っているようだけれど、まだまだ甘いな。もっと修行しろよ。」

後輩「ありがとうございました。理由は、ありがたいからです。」