『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

名前を出す

私がブログで実名が分かるようにしてから、5年くらいは経つと思います。
また、Facebookでも基本的に「公開」設定にしています。
アイコンは顔まで出しています。

 

ネット上に名前や顔を出すことは、最初はちょっと恐怖心もありました。SNS上で「変な人」に絡まれたらどうしよう、と考えることもあります。

けれど、名前を出して分かったのですけれど、こうやってブログを書く上では、名前を出すことによる利点が非常に大きいんですよ。
利点の一つ目は、「バレたらどうしよう」と思わなくなること。「これをあの人に読まれたらどうしよう」「これを私が書いてるってバレたら恥ずかしいな」というような余計な心配をぜずに済みます。だって、最初からバラしてますからね。

二つ目は、無責任な発言をしなくなること。このブログは、ネット上で知り合った方や実際にお会いしてことのない方も多少は読んで頂けるようになりました。けれど、同僚・教え子・保護者・元同僚・元教え子・元保護者などなど「私の仕事振りをリアルに知っている方々」にも大勢読んでもらっています。きっと「え!?あなたも読んでくれているんですか?」という方にも読まれていることでしょう。

ブログにわざわざ嘘八百を書く人はいないと思います。けれど、私は弱い人間です。もし、実名じゃなかったら、必要以上に「自分に都合の良いストーリー」を紡いでしまうかもしれません。名前を出すことで、それを防げます。

三つ目は、匿名の「雑音」が気にならなくなることです。何らかの形で発信をしていると、時には批判を受けることもあります。批判自体は、基本的に有難いものです。発信した時に最も悲しいのは「ノーリアクション」ですから。その批判や助言や、もちろん賞賛の声もですが、それらが受け止めるに足るかどうかは、相手がどれほど責任を持って発言しているかで判断できます。私の場合、匿名であっても、ご自分の立場を明示してくださっている方の声は素直に受け止められます。例えば、「今日の研修会に参加していた」とか「○○県で小学校教員をしています。○年目です」というように。相手がどんな方か分かることで、コミュニケーションが円滑になりますからね。
でも、ネット上では「言い捨てて去っていく」ような方も多いですし、「通りすがり」なんて名前を使う方も散見されます。こっちが名乗っているのに、向こうは名乗らないどころか、コミュニケーションをとる意思が感じられないのなら、「発言への責任感」という面では、自分が上にいるわけですから。

 

名前を出す前には「わざわざ実名を出すに足るような実績も力もないから、やめようかな」なんて躊躇する気持ちもありました。でも、そんなのは気にする必要はありませんでしたね。

もし、迷っている人がいたら、お勧めしますよ。匿名よりも、実名です。