『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

視点を与える

とある出来事があって、ある子と話をした時のことです。
色々あって、こんな質問をしました。

 

T:「君は、なんでそんなことをしたの?」

C:「なんでって・・・。ちょっとふざけて。」

T:「なるほど。楽しかった?」

C:「楽しかったです。」

T:「君は、楽しかったんだね。じゃあ、○○君はどう思っていただろうね。」

C:「え!(長い沈黙)………嫌だったかも。」

T:「そうかあ。じゃあ、もう一つ。それを見ていた□□君はどう思っていただろうね。」

C:「……。」

 

「相手の気持ちを考えろ!」と叱るのは簡単ですが、それだけじゃ「何を怒られているか分からない」という子もいそうです。「自分は楽しかった」んですから。俺は楽しんでたんだよ、それなのに何が悪いの!?と思ってしまうかも。そういう意味で、「自分がやられて嫌なことは、他の人にやらない」っていうのは、なかなか難しい!だって、自分の気持ちと他人の気持ちって違うから。

「他の人はどう思ったんだろうね?」なんてことを聞くのは、自分だけではなく、相手の気持ちに気付いて欲しいからです。でも、これまた難しいんですよねえ。
そのためには、まずはコミュニケーションの量を増やすこと。それによって他の人を「気持ちを考えるに足る存在」と感じられるようになること。
こんなことを大切にしたいなあと考えながら、指導をしています。