『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

フラットには出来ない

私は駄目な人間です。
どの子にも同じように接することはできません。

例えば、何か物を運ぶのを子供達に頼む時。私が
「○○君、これ運んで!」
という時には、きっと無意識に頼みやすい子に頼んでしまっていることでしょう。

他にも、行事や集会などでの役割も、私が決めれば絶対に偏りが生まれます。全員同じように割り振ることは不可能です。だから、些細なことでも子供達に相談し、子供達が決められるように心がけています。

 

私が決めたら、絶対に偏りがでます。絶対にフラットに接することなんてできません。その偏りが、学級の中にある種の「上下関係」を生むのだと私は経験的に知っています。

私が決めることは危険なのです。

私一人では、全員に対して平等に接することはできない。だから、学級みんなでやってもらう。『学び合い』なら当たり前すぎる話ですけれど、でも、「子供が決めたらその方が危険でしょう!」という反論もあるでしょうね。

そういう人とは子ども観が違うから、いくら議論をしても仕方ないのですが、でも、「絶対にフラットには出来ないのだ」とは分かっていて欲しいと願います。