『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

今年もありがとうございました。

今年も残すところ、あと数時間となった。大晦日にもかかわらず、足を運んでいただき、心から感謝している。ありがとうございます。

今年も、ほぼ毎日、ブログを更新してきた。毎日書くようになって分かったことがある。それは、「書くから書けるようになる」ということだ。時には「書けない!」という気持ちになる時もある。けれど、中身よりも書くことを優先し、とにかく書く。そうすると、とりあえずは書けるものだ。

 

「学びのカリキュラム・マネジメント」では「書く」ことを求める。もちろん、書くのが苦手な子もいるが、そういう子にも
「まあ、いいから。今書けなくたって、次に増えればいいんだから。」
と半ば無理やり書かせる。すると、それまでは1行、2行しか書けなかった子が、ある時、急に書けるようになる。それは、書く力がついたというより、「この話なら書ける!」というものが見つかったのだ。

例えば、過去に担任した子で、
「うわ!私、こんなに作文書けたの初めて!」
と体育の時間に歓声を上げた子がいた。その子は、体育だから書けたのだ。また、別の子は、道徳の時間に急激に書けた子もいる。しかも、面白いのは、その二人とも別に「体育好き」「道徳好き」というわけではなかったのだ。なぜその時に書けたのか、私には分からないし、多分、その子も分からない。

書くのが苦手な子にとって、「たくさん書かされる」というのは可哀想に思う方もいるだろう。けれど、ちょっと待って欲しい。もし、年に数回しか書かずに「書く力」を評価されたら、苦手な子にとっては非常に厳しい。なぜなら、その数回は「数行程度」や「ほぼ白紙」になってしまうからだ。「評価不可能」という評価になるだろう。
しかし、書く機会が多く、それを積み重ねていけば、苦手な子の力もちょっとずつ積み重なる。数行も10回続ければ、数十行になる。その結果、力も積み重なっていくのだ。


私のブログも同じである。

1回1回の更新は「ヘでなし」であっても、毎日積み重ねていくことで、どなたかの役に立って欲しい。一つの記事では届かない想いが、毎日続けることで届いて欲しい。そう願って書いている。
来年も、その気持ちを忘れずに、可能なかぎり更新していきたい。見にきていただければ幸いである。


それでは皆様、よいお年を。