昨日の給食はカレーでした。
準備が終わり、さあ食べようという時間になった時、何だか子供たちがワチャワチャとしています。どうしたんだろう?と思いつつ、嫌な雰囲気ではないので、声はかけませんでした。
動きが収まり、食べ始まる直前に一人の子が報告してくれました。
「5年生が給食のご飯のほとんどをこぼしてしまったんだそうです。」
それと同時に放送が鳴りました。「5年生がご飯をこぼしてしまいました。余っていたら、5年生に…」と。
さっきの「ワチャワチャ」は、
- 5年生がご飯をこぼす。
- 「分けてください」と言いに来た。
- 5年生にあげに行く。
という騒動だったのです。
何が嬉しいって、こういう行動を私に相談することなく、自分たちで「勝手に」やっていたことが嬉しい。もちろん「カレーのお代わりを我慢して他の学年へ」というのも偉いけれど、まあ、そんなのは一年生でもできます。それ以上に私に相談もせずに行動できるようになっているのが素敵。viva自分たち勝手。自立してきたなあ。大人になったなあ。
ただ、慌てたのは私です。私のカレーは大盛り。私だけ大盛り。急いで自分の分を減らしました。そうしたら別の子が「5年生に置いてきます」とさっと盛って行ってくれました。あ、すみません、ありがとう。と間抜けな担任。
子供たちが自立すると、担任は仲間外れになります。今回も、私だけ蚊帳の外。嬉しさと寂しさは、表裏一体です。