『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

つながれるようになったら

つながれるようになった学級では、「3人に説明する」という課題ではあっと言う間に終わる子がでてきます。そして、実際に数分で「説明終わり!」という状態になるでしょう。苦手な子も「とりあえず説明するだけ」なら可能になります。
そうなると、集団はとたんに手を抜きます。そして、だらだらとおしゃべりするのです。
早ければ、3日も経たずにこういう状態になるかも。


こうなったら、私は「分かったつもり」を洗い出すようにします。
「こうなるでしょ、分かった?」
「うん、分かった!」

「サインして〜」

という軽〜い会話が飛び交っていたらいったんストップ。
「本当に分かっているの?」
と聞いて、場合によっては問題を出します。もちろん、分かる子もいます。そういう子は得意げ。鼻高々でしょう。だからこそ、そこを突っ込むのです。
「自分は分かっていても、友達に伝わっていないね。ちゃんと説明できるようになってね。」
と。どうしても「分かっていない子」を責めてしまうのが教員の習性かもしれません。けれど、『学び合い』は「分かっている子」に求めるのが本筋でしょう。

ただし、「教えなくちゃ駄目!」と言うのも間違い。「教えないと損だよ」と伝えるようにしています。
じゃあ、何が損なのでしょうか。