『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

嫌われてはいけない

ひと昔前の、教員がある種の絶対的権威を持っていた時代(多分それも勘違いなんでしょうけれど)ならいざ知らず、今の学校では、教員は子供たちから嫌われたら、仕事にならないかもしれません。少なくとも、かなり仕事はしにくいでしょう。

 

子供たちに嫌われたら困る。と考えた時、もしかしたら多くの教員は「子供たちに好かれよう」と努力するのかもしれません。子供たちに人気で、「先生、大好き!!」と言われる教員が「良い先生」であると考え、そういう教員を目指している若い人も多いでしょう。中には「私は子供たちに好かれている」と感じている教員もいるでしょう。

 

でも、私は、それって危険だなあと感じます。確かに嫌われてはいけないでしょう。一方で、全ての子供たちから好かれることもあり得ませんよね?そして、全ての保護者さんから好かれることもないでしょう。全ての人に好かれたいと思うのも、好かれていると感じるのも「本当に!?」と疑問がわくのは、私の性格が悪いからでしょうか。

 

「全ての子供たちから好かれているはずがない」。こういう感覚が昨日書いた「冷酷さ」の一つ。でも、そういう確信があるのだから仕方ありません。

一方で、嫌われて良いとは言いにくいのは、子供たちに嫌われたら、私が届けたいメッセージを拒否されてしまうから。それは困ります。

 

だったらどうするか。私の作戦は「好き嫌いとは別の価値観で、子供たちと接すること」です。私を「好きか嫌いか」ではなく、「要か不要か」を大切にしたい。「必要な存在でありたい」と願います。少なくとも、その子の成長を邪魔したくはありません。

 

「高橋先生はクラスにとっては必要だったよね」

と言われたら嬉しいです。そして、年度末には

「ま、もう必要ないけど」

と言われたら最高ですね。

だって、私は一緒に進学はできないのですから。