今日から新学期がスタートしました。今年は3年生担任です。
さてさて。新学期の風物詩の一つに「前の学年と間違える」というものがありますよね。今日もある子が、教務主任の先生が、2年生を呼んだ時に、間違えて「はい」と返事をしてしまいました。
周囲の人は笑いました。その子も
「あー、間違えちゃった」
と恥ずかしそう。
その時、私の口から直ぐに出た言葉は
「間違えてもいいじゃない。ちゃんと返事ができる人なんだから、君は立派だよ。気にしなくていいよ」
でした。
多分、若い頃の私だったら
「いつまで2年生の気分でいるんだよ」
とか
「もう一回、2年生をやるかい?」
なんてからかっていたことでしょう。そうすると、いくら後で「教室は間違えるところだよ」なんて言っても、効果は薄いでしょうね。
とっさの時に、人は本心が出るのだと思います。心から「間違えてもいいじゃないか」と思えるようになってきたんだな。私もちょっとは教員として成長できているのかもな。と感じたのでした。