今日の算数は、新年度始まって初の「全員達成」でした。課題は、「教科書の○○の考え方を文にして説明することができる。かならず『かける数」と『かけられる数』の言葉をつかう。書けたら友だちに見せ、3人以上にサインをもらう」というもの。
厳密に言えば、全員達成とは言えません。「かける数・かけられる数」が一つしか使えていなかったり、ほぼ丸写しだったりする子もいるからです。
ただ、私は「そういうものだ」と思っています。ほとんどの子は厳密な相互評価なんて経験したことがありませんし、答えは写すものだとも思っていますから、
「それでは全員達成とは言えない!何をやっているのだ!」
と叱るより、
「次は、オッケーを出す基準を厳しくしていこう!」
とレベルアップを促したいと考えています。この辺りの進め方は、以前よりも柔らかくなったし、焦らなくなったかな。
でも、言い換えれば、絶対にレベルアップを求めなければならないということですね。ここを甘くすると、いつまで経っても集団は育ちませんから。