『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

無茶なこと

思い返すと、以前は子供たちに「無茶なこと」を言っていたなあと感じます。

以前は「廊下を走るな!」と言っていました。運動会の練習で「喋ったらやり直し!」なんてことも言っていました。というか、子供たちより大きな声を出して注意していたかも。「うるさい!」と怒鳴る私の声がうるさかったな(笑)。

今は、廊下を走っている子に「ケガするぞ。歩いてね」と言います。運動会の練習では「喋ってると並ぶのが遅くなるぞー。走りたいだろー?」と言っていました。ケガしたくないでしょ?早く並び終わって走りたいでしょ?だから、そうした方が得だよ。そういう気持ちで言葉をかけます。もちろん、そう思わない子もいるだろうなーと考えながら。 

 

廊下を走るなと言っても走る子はいるし、しゃべるなと言ってもしゃべる子はいます。子供たちには、そうするだけの理由があるのですから。もちろんかつての私にも、廊下を走らせたくない理由があり、黙って整列して欲しい理由があったのですが、でも、怒鳴ったり怒ったりしていたのは「俺の言うことを聞け!」という気持ちからですよね。そういう傲慢さは、今でも完全には消えていませんが、でも、言っても無駄ということは分かってきました。だから、そんな無茶なことは言いたくないのです。

子供たちはそうしたい理由がある。私にはやめて欲しい理由がある。その中で、子供たちが判断し、行動していくしかないわけです。
もちろん、法を犯すことは許されませんけれど。 

 

と思っていると、不思議なことに、「無茶なこと」を怒鳴って言うことを聞かせようとしているよりも、よっぽど私の「意に沿った行動」をしてくれます。 もちろん、全部じゃありませんけれど。