『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

『学び合い』に関する悩み

 『学び合い』に関する悩みについて、ずっと考えています。今の私が悩んでいるわけではありません。今も昔も、私が無意識のうちに乗り越えている悩みとその乗り越え方を、意識的に掘り起こしているのです。

 

 『学び合い』を始める前の悩みは、簡単に言うと「本当かよ?」と「具体的にどうやれないいのよ?」という悩みでした。

『学び合い』を始めた直後の悩みは、「課題」と「評価」と「授業中に何をしていればいいの?」でした。

ちょっと学級の様子が見えるようになってくると、「混ざれない子」や「教えにいけない子」など個に関わる悩みが増えてきます。

個にこだわっていばかりいると、集団は動きません。でも、個に対するこだわりがないと、集団を動かそうとするモチベーションが教員に湧きません。この「個を救いたい」という愛と、でも、「自分には救えない」という悲しい現実を乗り越えた時、集団を動かせるようになるのだと、とりあえずは断言しちゃいます。

となると、個に関わる悩みを経て、集団をどう動かすか、という悩みの時期がやってくるでしょう。私はこれを、3つの視点から解決を図っています。一つ目は「何を語るか」、二つ目は「授業デザイン」、三つ目は「トップランナー育成」です。正確に言うと、一つ目、二つ目を通して三つ目を成しています。

何を語るかは、簡単にいうと「実感を伴う話」をすることが重要です。

授業デザインは、「教科書は地図である」と「繰り返し学べる授業」がポイントです。

そして、トップランナーを育てるコツは「誰がトップランナーになるかは、教員には分からない」と

いう立場でいるべきです。

 

ここ2年ほど、これをまとめようと奮戦しています。この夏でやっとここまで整理できましたが、さて、ちゃんと言語化できるのでしょうか。