『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

危険性を忘れない

今日は「物語文」を書く学習。8時間中の2時間目でした。物語文を書く学習は今年度初ですが、でも、前の単元で「説明文」を書いた時と似た形式のワークシートを用いたり、「はじめ・中・終わり」を重視したり、共通の「めあて」設定したりなど、繰り返しの視点を持って授業をデザインしました。(なお、この辺りの話は25日の大阪のセミナーでお話します。お陰様で満員御礼だそうです。)

繰り返しの効果だけではなく「物語文」という形式の良さもあるとは思いますが、あまり書くことが得意でない子がモリモリと書いていました。また、トップランナーになりそうな子も育ってきています。

一方で、なかなか書けない子もいました。「浮かばないなあ」「どんな話をしようかな」と悩んでいました。が、私としてはあまり焦っていません。それを見越した単元の計画にしてあるからです。それを見越した、というのはモリモリ書けている子は2つ3つと作品を書いていき、苦手な子はじぶんのペースで1作品を仕上げられるように頑張る、という授業をイメージしています。こちらが焦ると、子供達は苦しいですからね。

 

ただし、気をつけていることがあります。それは何かと言うと「今、書けなくても焦らない」という姿勢が、もしかしたら「書けなくてもまあいいか」になってしまっていないか、つまりは、ただの手抜きになっていないかということ。私はその危険性を忘れないように自分に言い聞かせています。忙しい時や疲れている時に、自分の準備不足や配慮不足で子供達が困っているのに、「今できなくてもいいよ」なんて言って逃げてしまいがちなのは、私の弱さです。そういう手抜きは、すぐに集団の姿に表れます。それを見て反省したことが、何度かあります。恥ずかしい話です。

ということで、焦らずに、でも、子供達の成長を信じて、明日も楽しく授業しましょう!