『学び合い』 流動型『学び合い』 学びのカリキュラム・マネジメント アクティブ・ラーニング

nao_takaの『縦横無尽』

小学校教員なおたかのブログです。『学び合い』(二重かっこ学び合い)を実践しています。単著「流動型『学び合い』の授業作り」を上梓しました。お手に取っていただければ幸いです。

繰り返し

「はい、どうぞ」の『学び合い』は難しいです。何が難しいかというと、可能な限り短く「本時の目標」を児童に伝えなければいけないのですから。もし、それが伝わっていなければ、子供達は右往左往するか、どうして良いかわからずに固まるか、遊ぶか。そんな反応でしょう。

とは言うものの、私だって毎回毎回、バッチリな課題を提示できているわけではありません。「あ、ごめん。この課題、分かりにくいね」とか「ちょっと付け足し!途中からで申し訳ない!」ということが度々あります。失敗したら謝ることが大切。でも、謝ったら、次はミスを減らす工夫をしなければいけません。それをしないと、子供達に見限られます。

私が見つけた工夫は、「繰り返し」です。私だけで見つけたわけじゃありません。みゆき会の3人で取り組む中で、なんとなく見えてきたものです。誰が見つけたというわけでもなく、何となく見つけたものなんだと思っています。みゆき会の3人は、地理的要因でほとんど顔を合わせないのですが、不思議とやっていることがリンクするのです。

繰り返すことで、私が説明することは「前回との違い」とか「前回の反省」くらいですみます。これらは単元の最初で話すことがほとんどですから、時にはほとんど喋らない日があったりもしました。今年の学級は、まだそこまで高まっていませんが、でも、2学期はだいぶ喋る量を減らせているかな。

「はい、どうぞ」と放任は違います。

「喋らない方が上手くいく」というのは、「喋らずにすむ状況を作っている」から言えることです。