繰り返しの効果
今、国語では物語文の学習をしています。物語文の学習は今年3単元目です。物語文の学習では「心情曲線を用いた表作り」に取り組んでいます。3つの単元全てです。心情曲線なんて、授業のネタとしては物珍しいモノでもないし、ありふれたモノだと思います。が、中学年の「読むこと」の指導には適していると私は考えています。
そして、こういうシンプルなネタは、繰り返すことに適しています。シンプルなことを繰り返すと、さまざまな効果が生まれます。
まず、4月にはほとんどかけなかった子が、少しずつかけるようになってきます。3単元目になって、
「俺、こんなにかけた!!!!」
と言っている子が2人いました。どちらの子も一度目も二度目も
「難しいよー」
と泣き言を言っていたのに。
次に、勝手なことを始める子が生まれてきます。シンプルなモノは子供達がアレンジしやすいのです。今年は図や絵を用いたり、「解説文を付けます」と言って自分の解釈を説明する文を書く子がいました。こういうアイディアが生まれるためには一度では難しいでしょう。
こういう姿を見ると、繰り返しの効果を感じます。もちろん、なんでもかんでも繰り返せば良いというわけではないでしょう。そして、ただ繰り返せば良いわけでもありません。コツがあります。これについては、また今度、書きたいと思います。